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誰かの声で目が覚めた
翼じゃない誰かだ
「おい
こんなとこにいたら邪魔なんだよ！
さっさと失せろ」
何なんだ本当に
相変わらずの横暴ぶりにはいっそ尊敬するよ
本当に素敵なヒーロー志望だね、爆豪くん
まあいいや、翼が心配そうに見ているし面倒だから場所を移そう
彼に背を向け立ち上がり退けようとするとまたおい、と声が聞こえた
爆「てめぇの個性は何だ
羽生やして飛んだかと思えばバリアなんて張りやがる
中学の時にも一回俺に何かしやがったよな
てめぇが言わねぇなら隣のやつが答えろ」
『…知ってどうするのさ
勝つために情報収集かな
それはそれはご苦労なことで
俺がそれを教えても、きみは俺に勝てないよ爆豪くん』
爆「別にお前の個性が何だろうと俺が勝つのに変わりねぇ
けどな
さっきみてぇな調子乗ったことしやがったらぶっ殺すぞ」
ぶっ殺す、ねぇ
…本当にしてくれたらいいのに
いつもみたいに怒鳴ってない爆豪くんは珍しいよね
冷静さが欠けてないのが嫌だよ
『いいよ、殺しても
俺はそう簡単には
きみにもきみのクラスメイトにも興味ないよ
俺は勝てればそれでいい』
爆「一位は俺が貰う
てめぇはそこで大口叩いて余裕ぶってろ
俺は 緑「話って何かな」！？デク！？と半分野郎！？
おいっ！」
爆豪くんは俺の口を押さえると木の陰に隠れた
覗いてみると緑谷と名前は忘れたけど、赤と白の人だ
どうやら彼の過去の話だったらしい
父親はNo.2ヒーロー エンデヴァーか
過去の話ねぇ
緑谷に話してどうするのさ
誰かに話して何かあるの？
俺はそうは思えない
爆豪くんの押さえる手を外し俺はその場を離れた
そういえば昼ごはん食べてなかった
食べたらもう席に戻ろう
午後一番にはレクリエーションがある
その時にまた寝よう
1人になれる場所を探すのが少し面倒になり少しずるいが霊に聞いた
聞いた場所でゆっくりとご飯を食べて席に戻る
何度か声をかけられたが無視して席に座った
また目を瞑りざわざわうるさい中で出来るだけ体を休ませた
肩を叩かれ目を開けると最終種目出場者が呼ばれている、と言われた
どうやら奇数のため1人シードで決勝戦に出られるらしい
結果、運がいいのか悪いのかシード権を獲得した
体力温存できるから良いか
最終種目 ガチバトルトーナメントが開始された
初めは緑谷とクマ男くんで勝ったのは緑谷だった
あぁきみのそのヒーロー感が本当に嫌いだよ
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ゆーゆ - 涙線ガバガバになりました…目がパンパンです()本当感動って感じの小説ありがとうございます… (2021年9月5日 2時) (
レス) id: 7bfda9e817 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 偽りの自分って感じじゃなくて、ただ二人で一人って感じがとても好きです。 (2020年10月18日 22時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 何故か泣いてしまっていました。 (2020年10月18日 22時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
囚人 - 俺、泣いちゃいました。更新頑張って下さい！楽しみにしてます (2018年10月27日 23時) (レス) id: 235e75e60a (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 45が抜けてますよ (2018年10月7日 23時) (レス) id: 79e4fb54ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すえさん
| 作成日時：2018年7月8日 13時
