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ヒーロー科への挨拶はすごく手応えがあった
きっとこれから俺に声をかけてくるやつなんていないだろう
これでまた平穏でいられるはずだ
授業に参加するのは来週からだし今のうちに対策を練っておかないと
翼「…郁」
『翼、わがままは聞いたよ
これからヒーロー科の授業を受けることになった
望まれたようにしたよ
引き続き学校では出てこないでね
個性があることがバレたら面倒だから』
翼「…郁、どうやら遅かったみたいだよ」
気配を感じて振り返れば何人かがこちらを見ている
緑谷とさっき1-Aにいたやつだろう
緑「か、幽辺くん、隣の人って…君のお兄さん、だよね」
何だ、翼の顔知ってたのか
麗「うわぁ！兄弟で美形なんやね！」
飯「こら麗日くん！挨拶もなしに失礼だぞ！
初めまし 緑「待って飯田くん」む、どうかしたのかい？緑谷くん」
緑「…幽辺くんのお兄さんは
…中1の時、亡くなってたはず
だからあれは…」
本当に余計なこと言うよね、緑谷
『知ってたんだ、翼のこと
まあ確かに幽霊だけど会話も接触もできるよ
俺の個性だから』
「「「！？！？！？」」」
緑「で、でも無個性だって中学の時から」
『嫌いなんだ
この個性も個性しか見ない人も
まあ君たちには関係ないよ
このことは他言無用で、じゃあ』
彼らに背を向けて歩き出す
余計なことに首を突っ込んでこないといいけど
それにしても油断したな
外で使うのは当分避けよう
やっぱり来て欲しくないことほど早く来てしまうもので、今日から午後はヒーロー科へ行く
今思えば爆豪もいたしついて無さすぎる
今日はオールマイトの戦闘訓練らしいがまあ俺は無個性って言ってあるから参加しないだろう
オールマイトの顔を見るのも億劫だ
オールマイトは教室に入ってくるとコスチュームを来てこいとか言ってるが俺はそんなもの持ってない
体操服でいいか
更衣室に行く途中緑谷に話しかけられたがそれを無視して通り過ぎる
お願いだから関わらないでくれ
みんなコスチュームを着るとワクワクした様子で集合場所に集まった
ルール説明を聞き流しながら昨日翼が言っていた言葉を思い出していた
翼「郁、お前はまだ個性を制御しきれてない
精神が不安定になれば個性が勝手に発動してしまうかもしれない
だから制御出来るようになるまでは絶対に感情を昂ぶらせたらダメだよ」
個性が勝手に発動したことなんて無いはずだけど
なんで翼はそうなるって知ってるんだろう
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ゆーゆ - 涙線ガバガバになりました…目がパンパンです()本当感動って感じの小説ありがとうございます… (2021年9月5日 2時) (
レス) id: 7bfda9e817 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 偽りの自分って感じじゃなくて、ただ二人で一人って感じがとても好きです。 (2020年10月18日 22時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 何故か泣いてしまっていました。 (2020年10月18日 22時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
囚人 - 俺、泣いちゃいました。更新頑張って下さい！楽しみにしてます (2018年10月27日 23時) (レス) id: 235e75e60a (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 45が抜けてますよ (2018年10月7日 23時) (レス) id: 79e4fb54ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すえさん
| 作成日時：2018年7月8日 13時
