喧嘩11日目 ページ11
最後くらい笑顔でいてほしいんだ
生まれてからずっと苦しませてきた
母さんが自分を責めてたのを
父さんが泣く母さんを辛そうに慰めるのを見てきた
全部俺が悪いのにみんな自分を責めて俺には笑顔を向けてきたけどその優しさがすごく辛かった
だってそうだろ
俺が死んだらみんなは笑顔になるんだって思ったら嬉しいと同時に悲しいんだ
俺がいない方がよかったって思われたら嫌だ
でも泣かれるのも嫌でどうしたらいいのかわからない
勝「静
俺がいてやる
俺がお前のそばにいてやる
お前が苦しい時は慰めてやるし
お前が嬉しい時は喜んでやる
お前が何も言えない時には俺が言ってやる
お前の全部、俺に預けろ
俺が受け止めてやる」
『…な、に言ってんだ
そんなの 勝「できる」…』
勝「来い、静
俺はお前が人一倍寂しがりなのも知ってる
お前が死ぬのを怖がってるのも知ってる
お前が死ぬ時、俺は悲しい
誰よりも悲しむ
もう一回言うぞ静
お前を受け入れる俺を受け入れろ」
だめだ
この手を取ったら離せなくなる
いつもは鋭い目が優しく細められている
そう思ってるのに自分の思いとは裏腹に一歩、また一歩と勝己の方に近づいてしまう
気がついたら手を伸ばしていて慌てて引っ込めようとすると勝己はにやりと笑った
そして俺の手をぐっと引っ張りその広い胸に俺を押し込めた
『な、何してんだ急に！？
離せ！ここどこだと 勝「捕まえたぞ」は？』
勝「この俺が長年待っててやったんだ
自分から飛び込んできたんだから文句はねぇよな
死ぬまで離してやんねぇよ」
『っ何言ってんだ！？
道端で男に抱きつくな！！』
勝己の腕の中からやっとの思いで抜け出した頃には体力のない俺は息が上がりまくっている
勝己はまた笑うと俺の腕を引っ張り自分の部屋に連れて行った
なんなんだとベッドに座れば勝己もいつもの定位置に座った
勝「てめぇは俺の気持ちに気付いてたのに
ずっと上手くかわしてやがったからな
どうやって俺のもんにするか考えてたが
いい機会だった」
『…お前のもんになった覚えはねぇよ
勝手に話進めんな』
勝「お前を理解できるのは俺だけで
俺を1番理解してんのもお前だ
お前はずっと俺のそばにいりゃいい
浮気なんてしたらその相手ぶっ殺すからな」
これは愛の言葉なんだろうか
それとも一種の恐喝？
俺を受け入れてくれるこいつを受け入れるのが少なくとも今1番いい方法なのかもしれない
俺もそれしか浮かばない
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ジャニーズWESTLOVE(プロフ) - 更新頑張ってください (2020年9月27日 0時) (
レス) id: 07a6ed2f8b (このIDを非表示/違反報告)
ジャニーズWESTLOVE(プロフ) - 更新頑張ってください (2020年9月27日 0時) (レス) id: 07a6ed2f8b (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - すごく美味しいですー！ありがとうございます。男主君可愛すぎか…！！！鼻血もんですないものが勃ってきます((更新楽しみに待ってます、頑張ってくださいい！！ (2018年12月15日 21時) (レス) id: b7dcbc0cac (このIDを非表示/違反報告)
ちぃとん(プロフ) - これもっと評価されるべきです！面白いです！更新待ってます！頑張ってください！(о´∀`о) (2018年11月9日 23時) (レス) id: 1c08bbf829 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すえさん
| 作成日時：2018年4月19日 23時
