「あなたのため」という言葉 (ページ4)

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過去は過去ページ4

でも俺の言葉に返したの

リズーニャじゃなかった

「それはできないよ」

ユ「は？どういうことだヴィクトル」

ヴィクトルを睨みつけるが全く動揺しない

ユ「お前には関係ねぇだろ！！」

ヴィ「残念だけど

関係はあるんだよ

だって

リーザは

・

・

俺の家族(・・)だからね」

は？

家族？

ヴィ「君が考えている通りだよ、ユリオ」

リズーニャを見るが目をそらしたままだ

ユ「…おい

本当のことなのかよリズーニャ」

『ヴィーチャが言った通りよ

私は彼と家族だから

彼がそれを許さないなら私はしない』

ユ「…意味わかんねぇよ

約束したじゃねぇかよ！！

じゃあお前はこいつがダメって言うから

俺との約束破んかよ！！！」

リズーニャは何も言わなかった

ユ「…わかった

お前は俺の幼馴染の

エリザヴェータ・イズヴォリスキーじゃねぇ

お前は俺の幼馴染と同姓同名の知らない女(・・・・・)だ」

俺は案内された部屋に入った

なんなんだよなんなんだよ！！！

なんで、なんで約束…

忘れたのか？

それとも

あいつはもうヴィクトルの物になったから…？

いつ会ったんだよ？

俺の方があいつと一緒にいたのに

お前はヴィクトルが好きなのか？

そりゃあいつは

アホだけど俺よりもスケートうめぇし

アホだけど俺よりもいろいろ経験があるし

アホだけど俺よりも大人だし

アホだけど世界中があいつに注目してる

お前は俺と一緒にいてくれるんじゃないのかよ