捜索者 ページ4
震える手で手紙を開く
頭では警報が鳴っている
「勝己くんへ」から始まる手紙
『勝己くんへ
まずはじめに
何も言わずあなたの前から消えることを謝ります。
あなたのことは今も大好きだけれど
もうあなたのそばにいられない。
不甲斐ない私でごめんなさい。
どうか私を探さないでください。』
体の力が抜け、手から手紙が落ちる
(…は
どういうことだ？
なんでだ？
あいつは1人で行ったのか？
どうして…)
頭が混乱して冷静になれない
動かないまま突っ立ってどのくらい経ったのか
やっと頭が回りはじめ
片っ端から知り合いに連絡した
爆「あきがお前のとこに来てないか？」
爆「あきから何か連絡は来てないか？」
爆「あきがどこにいるか知らないか？」
思い当たる知り合いには全て電話した
だが誰1人何も知らなかった
電話した奴らは何があったんだと心配していたが
きちんと説明はせず電話を切った
とりあえず手がかりはとあいつの部屋へ入ると
服などはほとんど無くなっていた
飾られていた写真は抜き取られ
ドレッサーの引き出しの中には
お揃いの結婚指輪と婚約指輪が置いてあった
そして俺は理解した
爆「…あいつはもう帰ってくる気は…ないんだ」
理解した瞬間膝から崩れ落ち
俺の目からは止めどなく何かが溢れ出た
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Yuy29 - とてもいい作品だと思います！この先のお話も見てみたいです！！ぜひ次のお話もかいてください！！お願いします。 (2018年7月25日 20時) (
レス) id: 298780871c (このIDを非表示/違反報告)
うさたま(プロフ) - お願いです！このまま更新停止をしていたら、もったいないです！凄くいいお話なので！ゆっくりでも待ちます！頑張って下さい！他の作品も応援してます！ (2018年4月28日 16時) (レス) id: 2ffea79b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すえさん
| 作成日時：2017年12月25日 18時
