捜索者 ページ12
4月になり
もうすぐ雄英体育祭がくる
今年は何となく警備を引き受けた
密かにあきが来ないかと期待しながら
切「なーなー爆豪！
やっぱ後輩って可愛いよなぁ！
俺たちもあぁ見えてたんだぜ！」
上「俺たちおじさんとか言われんだぞつれぇ！」
緑「29歳にもなれば言われるかもね
もう10年以上経ったんだね
懐かしいよ」
バカどもはそんな思い出にふけっている
でも
俺が思い出すのはあきのことだけ
あいつと出会ったのはここだった
あいつは普通科だったが
すぐにその個性を買われてヒーロー科へ来た
もともとヒーロー科は受けていなかったらしい
こいつは学校中で有名だった
入学したての時は
アホ面やクソ髪や醤油顔たちが騒いでた
「普通科にすごい美少女がいる」とかなんとか
そんな話に1ミリも興味はなかったが
よくある漫画みたいな出会いをした
人が溢れる学食で肩がぶつかりそうになった
そう
ぶつかったのではなくぶつか
爆「あ"ぁ⁉危ねぇだろうがくそがぁ！」
俺が睨むと
『…ごめんなさい
けれど避けなくても私にはぶつからないわ』
にこっと笑ったあいつは
特に興味もなさそうに歩いて行った
そのあと
あいつが普通科の美少女だと聞いた
そこから何かと会うようになり
というか会いに行き
血がにじむような度重なるアピールのすえ
告白し、《YES》の返事をもらった
周りからは
自分があんなことをされたら死ぬとまで言われたが
あいつはいつも『嬉しい』と言ってくれた
ヒーロー科へ編入してきて
もっと会う時間が増えたが敵も増えた
それでも何とか
そんなことを思い出しながら
俺たちは警備を続けた
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Yuy29 - とてもいい作品だと思います！この先のお話も見てみたいです！！ぜひ次のお話もかいてください！！お願いします。 (2018年7月25日 20時) (
レス) id: 298780871c (このIDを非表示/違反報告)
うさたま(プロフ) - お願いです！このまま更新停止をしていたら、もったいないです！凄くいいお話なので！ゆっくりでも待ちます！頑張って下さい！他の作品も応援してます！ (2018年4月28日 16時) (レス) id: 2ffea79b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すえさん
| 作成日時：2017年12月25日 18時
