雪男たちの白雪姫?! 1 (ページ12)

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深澤side

連日の撮影の疲れもあり、翔太の腕の中で
寝てしまったA。

それを見計らったかのように、ジャニーさんが言ったんだ。

ジャニー
「You達、Aを頼むよ。ずっと僕が守ってきた。
Aを安心させてやって欲しい。
Aの帰る場所であって欲しい。
Aを守る役目は交代だ。」

全員がその言葉の意味を理解して、
静かに頷き決意した。

ジャニーさんの宝物を俺たちにくれた。
命をかけて守っていく。

しばらく話して起きたAも
近況報告の話に加わって、加入発表のことは
また後日とその日はお開きになった。

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Aside

ずっと憧れていたグループを持てることになった、
それもSnowManに。
こんなに嬉しいことはない。
じいじに感謝しなきゃ。

そう胸に帰宅しては、発表の日を待ち望みながら
日々の仕事をこなした。

10人での曲の振り入れ構成の変更、
衣装の打ち合わせ、YouTubeの企画会議、
ありがたいことに今までの自分にはなかった
グループでの仕事が沢山あって、
それに加えて個人の仕事で詰め詰めのスケジュール。
だけど、こんなに楽しいと思える仕事はなかった。
SnowManの百瀬Aとして、
これからは仕事をしていく。
それが嬉しくてたまらなかった。

絶対に批判の声は上がると思う。
だから少しでも認めてもらえるように、
SnowManの一員になれるように、
自分を高めなきゃ。

そう思って、練習に励んだ。

そして、2019年1月
私たち4人がSnowManに加入し、
新しくSnowManとして活動していく事が報じられた。

ありがたい事に賛成してくれ、
応援してくれる声が多かった。
もちろん批判の声は付き纏う。
それでも、認めてもらおう、頑張ろうと思った。

メンバーカラーもそれぞれ決まり、
私は黄緑を担当する事に。

だけど、毎年SnowManが出演している
滝沢歌舞伎に私が出れることはなかった。
歌舞伎は男社会。しょうがない。
伝統を守らなくちゃいけない。
だけど、…悔しかった。
自分だけ認められていない。そんな気がした。

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