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『んと、ご提案はありがたいのですが
事情があって僕はあの家から出られないんです』
そう
言葉の通り提案はとても嬉しい
見ず知らずの何者ともわからない僕にこんなに優しくしてくれる人たちが一体どれくらいいるだろうか
けれど規則は犯せない
勝「じゃあおれがあきのとこで暮らす！
暮らすったら暮らすんだ！」
光「あんたは黙ってなさい！！
あきくんが嫌だって言ってんだから諦めなさい
ごめんね
もうこのまま置いていっていいから
とりあえずご飯食べましょうか」
『あ、はは…いただきます』
勝「あきは嫌なんて言ってない！！
あきが帰るなら俺も帰るんだからな！！」
清々しい叩き方ですね本当に
置いていった方がいいのかな、なんて考えていた僕だったけれど
つーくんはご飯をかき込みすぐに食べ終えてから僕の腰に腕を巻きつけて離れない
その瞳はおれを置いていくなんて絶対に許さないぞ、と考えていることが読まなくてもわかる
そしてそんなつーくんを見て光己さんが力づくで離そうとしてくるけれどつーくんも負けない
お腹が締まって苦しいんだけどね
僕はどうすることもできなくてとりあえず笑っておいた
光「…はぁ
あきくんは勝己がいたら迷惑かな？」
『え、迷惑なんて思いません
彼がいると賑やかで楽しいですよ』
本当の気持ちだ
長い間1人だったから久しぶりに人といるのは気持ちがいい
それに小さい子と関わったのなんて本当に何年ぶりだろうか
光己さんは勝さんと顔を見合わせ頷くと真剣な顔で僕を見た
光「なら…
一緒に暮らしてあげてくれないかな」
『…え？』
え、どういう展開なのかな
普通許す？子どものわがまま許しちゃうの？
だって大事な一人息子を僕に預けるなんて怖くないの？
困惑してしまう
光「この子わがままだしうるさいし口悪いし目つき悪いし
可愛げがなくてほんと申し訳ないんだけどね
私たちもあきくんのことが心配だし
もしあきくんがいいなら一緒に住んであげてほしい
もちろん、必要なお金は払うよ
家賃とか光熱費とかも半分払うから
わがまま言ったらもうビシバシやっちゃっていいからさ
どうかな？」
…僕のことも考えてくれていたのか
つーくんと会ってから久しぶりの温かい気持ちに心がむず痒くなる
つーくんはその言葉に目を輝かせると同時にすがるような目で僕を見た
勝「あき、いいよな
いいって言ったぞ
いいよな？
一緒に暮らすよな？」
『うん、お預かりします』
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暇人 - 主人公は個性、不老不死か、なんかですかね？ (2018年11月25日 23時) (
レス) id: 6ee461f915 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ - いやもう設定から好き…五歳児かっちゃんに男主って最高過ぎるオイシイありがとうございます(( (2018年11月19日 23時) (レス) id: 98acb8ec1f (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - え、なに可愛い！！つーくんて可愛い！あきくんは雄英生なのか！そこも驚き……！ (2018年11月16日 19時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
すえさん(プロフ) - コメントありがとうございます！フラグ教えて下さりありがとうございます！更新頑張りますー (2017年6月21日 21時) (レス) id: d98739a671 (このIDを非表示/違反報告)
花松ロン(プロフ) - 轟くんシリーズから見させてもらってます!!!!轟くん推しですが、勝っちゃんverが出て物凄く嬉しいです!!それと、オリジナルフラグが取れていないです。最後にすみません;; (2017年6月21日 20時) (レス) id: 0bffb50e77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すえさん
| 作成日時：2017年6月20日 22時
