44＿急いで ページ7
オビ「主！！」
食堂から出た俺は急いで主の所へ向かう。元施設長にやられた毒がまだ少し体に残っているようで、いつもより上手く体が動かない事に少し苛立ちを覚える。
ゼン「ん？あぁなんだオビか。丁度今から向かおうと思っていたんだ。そんなに慌ててどうしたんだ？それにAはどうした。Aを・・・」
オビ「今施設長とやりあっているんですよ！主も来てください！」
ゼン「施設長とやりあっている？詳しく話せ、オビ」
オビ「そんなことしている暇はないんですよ！行きながら話すんでとりあえず来てください。お願いします主」
勢いよく頭を下げて頼み込む。・・・俺は何故こんなに必死になっているんだろうか。今更ながら少し疑問が浮かぶ。だが、今はそんなこと考えている場合ではない。
ゼン「・・・頭を上げろオビ。わからない事だらけだがお前がそこまで必死になることは珍しいからな。行くぞ、急ごう」
そう言って主はもう向かい始めてくれる。俺と旦那もそのあとに続く。
ミツヒデ「それでオビ、一体何があったんだ？Aと施設長殿がやりあっているとはどういうことなんだ？」
食堂に向かいながら旦那が問うてくる。
オビ「実は俺にもよくわかってないんですよねぇ。最初はA嬢がいきなり主たちの分のデザートを平らげちゃったかと思えば、その次は主を殺そうとしただの何だのの話になって・・・」
ミツヒデ「Aは俺たちの分のデザート全部食べたのか？！結構な量だぞ？」
ゼン/オビ「ミツヒデ・・・/旦那・・・そこじゃないでしょう・・・」
ミツヒデ「え？あ、あぁすまん。続けてくれ」
旦那は少しバツの悪そうな顔をして俺に話を戻す。
オビ「それでですね、・・・・・・・・・・・・・ことがあってA嬢のご両親を殺した相手だったって事がわかったんですよ。そうしたらA嬢の目が紅く染まりだして、その後は・・・まぁいろいろあって今に至るんですよ」
ゼン「最後は適当だな！まぁいい。大体のことはわかった。とりあえず俺達はAを助ければいいんだな？」
オビ「そういうことです。流石主、旦那と違って話が早い」
ミツヒデ「いや、本当にすまなかった・・・」
ゼン「ふざけている場合ではないんだろ。着いたぞ」
やっと食堂にたどり着いた俺達は素早くなかに入る。
オビ「！！A嬢！」
そこに見えたのは、血まみれのまま立っているA嬢の姿と、同じく血まみれのまま壁を背に倒れこんでいる元施設長の姿だった。
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オビ大好き(プロフ) - ミルさん» 返信、更新が遅くなってしまいすみません。コメント本当にありがとうございます！少しずつですが頑張っていきます、楽しんで読んで頂けると嬉しいです。 (2017年12月5日 22時) (
レス) id: 18b5cfd9e7 (このIDを非表示/違反報告)
ミル - とても面白いです！更新頑張って下さい！！ (2017年10月10日 21時) (レス) id: 31845f0f7d (このIDを非表示/違反報告)
オビ大好き(プロフ) - コハルさん» コメントありがとうございます。更新が遅くなってしまい申しわけありません。今後も楽しく読んで頂けると嬉しいです。 (2017年7月20日 13時) (レス) id: feff5c808f (このIDを非表示/違反報告)
コハル - すっごくおもしろいです！応援してます！！がんばってください！！！ (2017年7月18日 19時) (レス) id: ac42cc4477 (このIDを非表示/違反報告)
オビ大好き(プロフ) - ハルさん» とても力になるコメント、応援有難うございます！なるべく早く、沢山更新できるよう頑張ります。なので楽しみに待って頂けると嬉しいです。また、意見や良かった感想など教えて頂けると嬉しいです。これからも楽しんで読んで頂けるよう頑張ります。 (2017年6月1日 23時) (レス) id: feff5c808f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリオロ | 作成日時：2017年5月3日 17時
