小料理屋開けるね5 ページ40
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「で、俺が聞きたかったのは、組織についてAはどこまで調べたのか知りたかったんだ。」
『ああ、なんか怪しい組織で、コードネーム?がお酒の名前って所までだよ。それだけ調べた時点で既におなかいっぱいになっちゃったし、関わっちゃいけなさそうだなって思ったから。そこまでしか知らない。』
「…そっか。なら良かった。意外と深いところまで知っちゃって、危ないなら誰か護衛でもつけようかと思ってたところなんだ。」
もしくは俺かゼロと一緒に暮らすとかね。
と言い始めるヒロくん。
いや、君たちあんまり家帰ってこないでしょ。
『大丈夫、深入りしていいところとダメなところはちゃんと判断してるつもりだよ。』
「…ほっとしたよ。よかった。」
『心配かけてごめん…?』
ごちそうさま、と美味しくご飯をいただき、ヒロくんの部屋を見渡す。
どうやらここはセーフハウスというわけではなさそうだ。
「なにか気になるものでもある?」
『あ、そういえばヒロくんって兄弟いるの?』
「ああ、いるよ。長野県警に兄が。」
『そうなんだ。そういえば、長野県警に孔明?って呼ばれる人が居るって聞いた気がする。もしかしなくてもお兄さん?』
「よくわかったね、そうだよ」
『前に一回だけ、京都府警科捜研だった時に、事件の関係で長野県警の方とやり取りしたことがあって。』
「そうなんだ、じゃあもう会ったことあるの?」
『あ、ううん、長野県警の人とは連絡取り合ってただけで、会いに行ってたのはマリコさんと土門刑事』
「そっか、じゃあ今度機会があったら一緒に会いにいこうよ」
『え?ヒロくんと?…別にいいけど…』
たわいも無い話をしていると、ヒロくんがAお酒飲む?と聞いてくる。
ううーん、わたしあんまりお酒強くないんだよなぁ。
『ごめんね、私あんまりお酒強くなくて』
「そっか、じゃあちょっとだけどう?」
ちょっとなら貰おうかな、そう思った私がバカだったなと思う。
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cinderella32(プロフ) - ミクリさん» コメントありがとうございます!私のイメージとしては、はいはい君たち顔がいいんだから人をおちょくるのやめなさいよね、位な感覚でいるイメージで書いてます!これからも更新頑張って参りますので、ぜひご覧頂けますと幸いです☺️ (2023年4月23日 2時) (レス) id: d63765a717 (このIDを非表示/違反報告)
cinderella32(プロフ) - 通読人Zさん» とても嬉しいコメントをありがとうございます!色々試行錯誤はしているつもりなので、うまく世界観を合わせられていたら嬉しいです。引き続き更新頑張りますので、宜しければご覧頂けますと幸いです☺️ (2023年4月23日 2時) (レス) id: d63765a717 (このIDを非表示/違反報告)
cinderella32(プロフ) - 黒さん» コメントありがとうございます!ギャグハーも読んでいて楽しいですよね!引き続き更新頑張りますので、良かったら見に来てください☺️ (2023年4月23日 2時) (レス) id: d63765a717 (このIDを非表示/違反報告)
ミクリ - 1話から読んでます!みんな夢主ちゃん好きすぎやんw肝心の夢主ちゃんは天然なのか気付いてないですけど(・_・;)更新されるたびに楽しく読んでますw (2023年4月22日 16時) (レス) id: 469b35f20f (このIDを非表示/違反報告)
通読人Z(プロフ) - 科捜研とのコラボ!新鮮かつ違和感なく読めて、久々に出会った逸品に心躍りました✨ (2023年4月22日 8時) (レス) @page35 id: 484ee080f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:m-y | 作成日時:2023年4月19日 22時