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魔王の巣窟?5 ページ25

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わかったという零くんはすくっと立ち上がりながら何故か私を横抱き(通称お姫様抱っこ)し始める。
何がわかったんだこの人?と思っていると、私を抱えたまま仮眠室に移動を始める零くん。
と、こっそり着いてくるヒロくん。





『た、たすけてヒロくん……』

「あとちょっとゼロの気が済むまで付き合ってあげてほしい、面倒事頼んでごめんねA」

『いや、もうここまで来たらいいんだけどさ、零くんの力強すぎて抵抗してもビクともしない、驚きの安全性なんだけど』

「とりあえず、ゼロが寝るまで…」

『……わかったわかった、ヒロくんは仕事大丈夫なの?』

「そろそろ戻らないとだね」

『じゃあ零くん寝かしつけしてからわたしも戻る、ヒロくんお仕事頑張って』

「ありがとう、Aもね」






仮眠室に着くと、私をベッドに寝かせて自分も寝に入る零くん。
流れるように添い寝させられてるなわたし。






数分経つと、零くんから寝息が聞こえてきた。
……もしかしたら、純粋に仕事が終わらないってだけじゃないのかな。組織に潜入するって相当キツいと思う。精神的な面でも。
寝るのが怖くなってもおかしくないよねぇ。とは思ったけど、零くんがそんなメンタル弱い人とは思えないんだよな。きっと彼は大丈夫だな。






綺麗な金色の髪を手ぐしでさらっと梳かし、しっかり寝ていることを確認してそっと布団から出る。






『いつもお疲れ様。また時間置いて来るね。』

そうメモを残して仮眠室を出た。
疲れた時にはやっぱ甘いものだよなぁ。何か風丘先生にオススメを聞いて差し入れしようかな。





そう思いながら警察庁を後にした。








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cinderella32(プロフ) - ミクリさん» コメントありがとうございます!私のイメージとしては、はいはい君たち顔がいいんだから人をおちょくるのやめなさいよね、位な感覚でいるイメージで書いてます!これからも更新頑張って参りますので、ぜひご覧頂けますと幸いです☺️ (2023年4月23日 2時) (レス) id: d63765a717 (このIDを非表示/違反報告)
cinderella32(プロフ) - 通読人Zさん» とても嬉しいコメントをありがとうございます!色々試行錯誤はしているつもりなので、うまく世界観を合わせられていたら嬉しいです。引き続き更新頑張りますので、宜しければご覧頂けますと幸いです☺️ (2023年4月23日 2時) (レス) id: d63765a717 (このIDを非表示/違反報告)
cinderella32(プロフ) - 黒さん» コメントありがとうございます!ギャグハーも読んでいて楽しいですよね!引き続き更新頑張りますので、良かったら見に来てください☺️ (2023年4月23日 2時) (レス) id: d63765a717 (このIDを非表示/違反報告)
ミクリ - 1話から読んでます!みんな夢主ちゃん好きすぎやんw肝心の夢主ちゃんは天然なのか気付いてないですけど(⁠・⁠_⁠・⁠;⁠)更新されるたびに楽しく読んでますw (2023年4月22日 16時) (レス) id: 469b35f20f (このIDを非表示/違反報告)
通読人Z(プロフ) - 科捜研とのコラボ!新鮮かつ違和感なく読めて、久々に出会った逸品に心躍りました✨ (2023年4月22日 8時) (レス) @page35 id: 484ee080f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:m-y | 作成日時:2023年4月19日 22時

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