科捜研は救いたい2

魔王の巣窟？4 ページ24

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パソコンの前でひらひら〜と手を振って邪魔をしてみる、が、無反応。





『ヒロくん大変、私の手、もしかしたら邪魔な小バエか蚊くらいに思われてるかも』

「ゼロまだAに気づいてないからね。……そうだ、気づかせるためにこう、ゼロの顔を両手で包んで自分の方に向けてみて？」

『ヒロくん私を殺す気かね？』

「違うって、お願いA」






ぐっ……ヒロくんのお願いかわいい！！！癒される！！！ちくしょうなるようになれ！！！






零くんの両頬に手を添え、私の方を向かせる。
綺麗な青色の瞳が私を写したのがわかった。
はっとした顔でこっちを見てくる零くんの目の下にはクマが見える。そりゃそうだよね、三徹って……
ちくしょう、でもめちゃくちゃ肌コンディションいいな、羨ましすぎるんですけどこれで三徹か？？？







『零くん』

「A……？」

『うんそう、お仕事お疲れ様』







そう言うと、気づいた時には零くんの腕の中にいた。
正確に言うと零くんの足の間に座らされてバッグハグされている状態である。
そしてザワつく公安部。
こんな零くんをみんな初めて見たのだろうか。いや、私も初めて見たんですけどね。







『零くん、仕事頑張るのもいいけど、休憩も休みもちゃんと取らないと。体が資本でしょ、いざと言う時動けなくなっちゃう。』

「……そうだな」

『そうそう、あとはやりますって言ってくれてる人もいるんだし、零くん仮眠とってこよ？クマもひどいよ』

「……わかった。」

『うん？ちょっと待ってなんで私持ち上げられてるの？』








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