科捜研は救いたい2

観覧車意外と怖い(救済:松田編)6 ページ16

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『陣平くん、柴犬の一面が出てるよ』

「あ？誰が柴犬だよ、つーかこういう時はもっとこう、いい雰囲気になるもんじゃねぇのか」

『え？だって陣平くんあの女刑事さんが好きなんじゃないの？』

「はっ倒すぞ」

『いやなんで？』






散々さっきも電話でイチャイチャしてたじゃねぇか！
高佐派ではあるが松佐でも応援してやるよ！式には呼べよ！(気が早い)






「…邪魔はちょうど居ねぇし、この機会に分からせるってのもありだな？」





そう陣平くんから聞こえて、は？と彼の方を向くとぐっと引っ張られて抱きしめられた。






『な、何してんの？』

「お、ようやく動揺したか？」

『は、早く観覧車下ろしてぇえぇ！！！』

「残念だな、まだ時間かかるってさっき佐藤から連絡が来てた。」






こ、こういう甘い雰囲気苦手なんだって私！
そもそも佐藤刑事はどうした！？






『そろそろ離してもらえませんかねぇ？』

「タバコ吸いてぇけどAチャンがいるしな？我慢してて口寂しいんだよ」

『もう吸っちゃえば？』

「この観覧車は禁煙なんだとよ。」

『え、意外とそこは守るんだ？』

「というわけで、分かるだろ？」

『なんもわかんない』






そう言うとべしっと頭を叩かれる。
痛い！これ絶対研二くんを叩く強さで叩いてる！





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