科捜研は救いたい2

観覧車意外と怖い(救済:松田編)4 ページ14

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「〈もしもし！？松田くん！？大丈夫！？〉」

「ああ。だが、今の振動で妙なスイッチが入っちまったぜ。」

「〈え？〉」

「水銀レバー。僅かな振動でも中の玉が転がり、玉が線に触れたらお陀仏よ。俺が吹っ飛ぶのを見たくなきゃ、こいつを解体するまでゴンドラを動かすんじゃねぇぞ。」

「〈で、でも、爆発まであと5分も無いわよ！？〉」

「フッ、この程度の仕掛け、あと3分もありゃぁ……勇敢なる警察官よ。君の勇気を称えて褒美を与えよう。」

「〈ちょ、ちょっと、何言ってんのよ！？〉」

「もうひとつの、もっと大きな花火の在処のヒントを表示するのは…爆発3秒前。健闘を祈る。……これがたった今、液晶パネルに表示された文章だ。どうやら爆弾を止めて、パネルの電源が落ちると、二度とそのヒントは拝めなくなっちまうらしい。」

『テレレレッテレ〜はいそんな時に私の出番』






2人でイチャイチャしてる所悪いな。緊張感もなくて悪いな。出にく過ぎて思わずドラえもんになっちまった。でも時間が無いんだ。
あと4分切った。






『おっ、ここにケーブル刺せそう、あ〜このケーブル持ってきてよかった〜！』

「何やってんだお前！」

「〈ちょっと、大丈夫なの！？〉」

「…一旦切る。ヒントが分かったらまた連絡する。」

「〈ちょっと！〉」

『…これでヒントを先に読み取るの。私のお手製プログラムなめないで。有難いことに、ケーブル刺す所も水銀レバーの邪魔じゃない部分にあるし。』





早速私のプログラムが起動し始める。
1分もあれば余裕で解析が終わるはずだ。
なんてったって零くんに褒められる程の天才の私が作ったからな！ワハハ！






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