科捜研は救いたい2

観覧車意外と怖い(救済:松田編) ページ11

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ついに。やって来てしまった。
早く終わって欲しいようなまだ始まって欲しくないような…。
とにかく緊張する。全部ぶっつけ本番だからな。




え？そんなに意気込んでいてお前現場に行けるのか？って？
事前に科捜研に連絡が来る手筈になってることを既に確認した。(マリコさんが土門さんと会話しているのがばっちり聞こえた)





私は過去に爆弾と対峙したことがある。応援要因として連れていかれるという確信があった。
しかも所長にAくん、今日は出動出来るようにしておいて。と朝からフラグを立てられている。







…絶対守るからね。陣平くん。










淡々と仕事をこなしてはいたが、頭の中は持っていくものの事でいっぱいだった。
爆弾と上手く繋げるものがないとパスワードの解析も始められない。でもプログラミングされている爆弾なのであれば、必ずプログラムを入れ込む為に一度はケーブルを繋いでいるはずだ。
…とりあえず私の持てる限りの種類のケーブルをバッグに詰め込んでいこう。




ノートPCと、自作解析ソフトが入ったUSBは絶対に忘れられない。心配症だからUSB2本持っちゃうもんね。





せかせかと準備をしていると、出動要請がかかった。





「Aくん、君は前に一度爆弾と向き合ったことがある。危険だけど行く覚悟はあるかい？」

『…もちろんです。』

「うん、そう言うと思ったよ、さあ、みんな急いで！杯戸ショッピングモールの大観覧車に向かうよ！」






こうして私は無事にフラグ回収し、陣平くんを助けに向かうことができるのであった。






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