雪男たちの白雪姫?! 48

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目黒side

せっかくの新婚旅行だし、
ちょっと奮発してくれて前の方の席にした
ラウール、俺、Aって3人並んだ席で
パーテーションも下げたから個室みたいなった

ラウール
「ねぇ、めっちゃ楽しみなんだけど笑(小声)」

目黒
「(わざと無視)」

ラウール
「おい!笑(小声で低めの声で怒るラウール)」

「『笑笑』」

『何やってんの笑』

マジでこんな事ですら楽しい笑

機内ｱﾅｳﾝｽ
「"皆様、まもなく離陸いたします。
シートベルトの着用をもう一度お確かめください。
３歳未満のお子様は、
ひざの上でしっかりお抱きください。〜"」

嵩
「あっ!」

ラウール/目黒
「「笑笑」」

『声がするね?笑』

聞こえてきたアナウンスに対して
嵩があっ!!って教えてきたんだけど
またどうしてもチラついて
ラウールみたらもう同じ事考えてんのわかっちゃって
2人してまたツボに入った笑

本当ごめんね、嵩、笑

嵩
「ん…、ままっ…、、ままっ…」

音が怖くてAに甘え始めた嵩

目黒
「嵩、大丈夫。大丈夫だよ」

嵩
「だぃぶ…?」

目黒/A
「『大丈夫』」

手を伸ばして嵩の頭を撫でて
俺達の声に安心してくれたのか
Aに抱きついてるけどグズらなくなった嵩

本当お兄ちゃんになった

目黒
「嵩、変わろうか? 大丈夫?」

『うん、今のところ大丈夫だよ』

目黒
「いつでも変わるからね」

『うん、ありがとう』

ずっと嵩と一緒だと疲れちゃうだろうし
Aの体調も心配だからって思ったんだけど
大丈夫って言うからお願いしてたら
急にAのところのシートが倒れたのがわかって
体調悪くなったのかと思ってのぞいたらもう寝てる嵩

目黒
「寝たの?」

『うん、すぐ寝た笑』

目黒
「よかった」

『このまま多分私も寝ちゃうから、
蓮は好きなの見たり食べたりゆっくりしててね?』

目黒
「ん、ありがとう」

ラウール
「嵩とAちゃん、おやすみぃ〜」

『おやすみ〜』

びっくりしたけど、作戦成功で安心した

寝てる2人をたまに見ながら
ラウールと少し話して、俺達も寝たんだけど

ラウール
「ねぇ、めめ。Aちゃん。(小声)」

ラウールの声がすると思って起きた

ラウール
「オーロラ見れるんだって! 行かない?(小声)」

目黒
「マジ!? 行く!(小声)」

まさかのオーロラが見れるってついていったら

ラウール/目黒/A
「『…うわぁ〜…』」

本当に綺麗なオーロラが見れた

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