雪男たちの白雪姫?! 48

＊ ページ28

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

Aside

ラウール
「楽しみだね〜♪♪」

嵩
「ごーっごーっ!」

ラウール
「ゴー!ゴー!!」

目黒
「本当元気だな笑」

『嵩お願いだからこの車で寝ないでね〜?
飛行機で寝ようね〜??』

目黒
「マジ頼むよ〜」

飛行機で爆睡してほしくて、
ラウールに無駄に嵩に絡んでもらったり
タブレットで動画を見せたりしてなんとか乗り切った車内

でも、私はどうしてもくる眠気に耐えられなくて
隣に座る蓮にお腹撫でられて
心地良くなっちゃって見事に寝ちゃった笑

目黒
「ついたよ」

『ん…、、眠い…』

1時間もない道のりなんだけど、やっぱり睡魔には勝てず
眠たい顔を隠すために帽子をかぶって車から降りる

目黒
「俺荷物持つから、嵩頼んでいい?」

『んっ、荷物ごめんね? ありがとう』

ラウール
「重いのは俺らが運ぶから大丈夫だよ〜」

頼もしい大男が2人もいるから、
大人3人と1歳の男の子の分がこれでもかって
入ってるデカすぎるスーツケースが3つとベビーカーが
あるのに、難なく運んでくれて大助かり

嵩
「こりぇ? こりぇ??」

コンサートで地方に行く時以来の空港に
嵩もテンションが上がってて、
手は繋いでくれてるからいいものの
色んなものを指差しして、これ??これ??と大興奮、笑

『嵩くん、ひっぱんないで〜?』

嵩
「ままっ! ままっ!!」

目黒
「嵩、そっち行かないよ。こっち、行こ?」

嵩
「こっち?」

目黒
「そう、こっち」

私が嵩に振り回されてる間に2人が
荷物を預けてくれたり、
チェックインを済ませたりしてくれていた

嵩は大好きなパパに抱っこしてもらえて嬉しそうに
パパと一緒にこっちこっちと指差ししてる笑

ラウール
「Aちゃん俺荷物持つよ」

『えぇ、ありがとうね?』

ラウール
「俺も男だからね? 頼ってよ」

『十分頼もしいよ』

ラウール
「ふふ、でしょ〜??」

ラウール/A
「『笑笑』」

目黒
「ん、Aのこれ」

『ありがとう〜』

蓮から "name Meguro "
と書かれたチケットを受け取って
一般の方とは少し違う道を通って
保安検査とか諸々を済ませて
少しだけ時間があるからラウンジで時間を潰す

急に仕事で預けられる人も居なくて
どうしても連れて行かなきゃいけなくなった時の為にと、
生まれて割とすぐに嵩のパスポートを
作っておいてよかったと思ったけど、
証明写真のところの嵩が本当にちっちゃくて
愛おしさ半端なかった笑

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す