雪男たちの白雪姫?! 41

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目黒side

『だんまりですか?』

ナツミ
「…早く自分に謝って欲しいって事でしょ」

不貞腐れたように女は言った

『…早く、蓮に謝ってください』

え……

『貴方のせいで、散々苦しんだ蓮に謝ってください』

ナツミ
「っ!! …」

女は目を見開いて、Aを見た

『私に謝って欲しいんじゃない。
貴方に振り回されて、仕事頑張ってるのに
安心する場所にも帰れず、あんな疲れた顔にして。
早く蓮に謝って下さい。
それと、大切なメンバーを失いかけて
不安だったSnowManのメンバーにも謝って下さい。
…あと、パパに会えなくて沢山泣いた
息子にも謝って下さい』

Aは特に危害を与えるわけではなく
ただ、淡々と女を睨みつけてそう言った

ナツミ
「…っ! 偉そうになんなのよ!!
女が1人、ジャニーズにいて男にチヤホヤされて
尻軽女なあんたに何がわかるのよ!!」

「「おい!!」」

Aの言葉に逆ギレした女が、
Aに掴みかかった

全員立ち上がって、Aを助けようとした時

目の前で女が吹っ飛んでいった

社長
「いい加減にしろ!!!」

社長が女を殴り飛ばしたのだ

ナツミ
「え…っ、、お父様……っ」

あまりの衝撃だったのか
女は大粒の涙をこぼして泣き始めた

社長
「いい年になっているのに恥ずかしい!
いつまで大人にならないつもりだ!
今、目黒さん、百瀬さん、SnowManさんに謝らないなら、
お前と親子の縁を切る!!」

ナツミ
「っ……、、すいませんでした、、」

社長/会長
「「すいませんでした」」

ようやく謝る気になった女に続いて、
社長と会長も再度頭を下げてきた

目黒
「…もういいです。特に関係を持ったわけじゃないし、
ただ、拉致というか、閉じ込められるというか、されて
俺が嘘を鵜呑みにして、招いたことでもありますから」

もう、この女と、この会社と
関わりたくない事の方が大きすぎて
もう終わりにしたかった

そして、俺と女がそういう関係にあると思っていたのか
Aは目を大きくして、俺を見ていた

目黒
「…妻と息子のところに帰れるんで、もういいです」

そう言い捨てて、俺達は部屋を出た

滝沢
「…よく頑張ったな、お前達」

全員がしんどかった、この事件

滝沢くんの言葉に全員目を潤ませた

滝沢
「でももっと早く俺を頼れよ」

そう言って笑ってくれた滝沢くんは
やっぱり俺の憧れだ

部屋を出てすぐ、Aは心配そうに嵩を抱っこした

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