雪男たちの白雪姫?! 37

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渡辺side

もう昼って時間にお腹もいっぱいで遊び疲れた嵩を
めめが寝かしつけに行って、
照と佐久間とふっかが買い物に行って、
涼太と康二は昼飯作ってくれてて、
それ以外でリビングで繕いで、俺はAのそばにいた

渡辺
「…A? 起きた?」

声がしたと思って、Aを見れば
顔を顰めてうずくまってどんどん小さくなる体
痛いんだなって、すぐわかった

渡辺
「阿部ちゃん、薬取れる?」

阿部
「うん、ちょっと待って? … はい、これ」

渡辺
「ん、さんきゅ。
A、痛むんだろ? 飲んどけ」

Aを支えて起き上がらせた
その様子に、康二も涼太も、阿部ちゃんもラウールも
皆近くに大集合

向井
「Aちゃん起きたん? …よかったぁ…」

ラウール
「めっちゃ心配したぁ〜…」

宮舘
「大丈夫? 辛いね…」

渡辺
「ん、効くまでまた寝とけ」

頭痛薬飲んだ時もそうだけど、飲んですぐ効く
わけでもないから、また寝かせて
もうこれ以上痛くならないようにお腹を撫でた

『…ずっと、さすってくれてたの…?』

渡辺
「んーん。ほんのちょっと前までは、
ずーっとめめがさすってた。
今、ちょうど嵩の昼寝の寝かしつけに行ったよ」

『…そっか、、皆ごめんね、ありがと…』

自分が1番大変なのに、周りに気を遣いまくるA

たった1人の女の子だから、
今日くらい甘えさせてやろうって思って
空いてる手でAの頭撫でて

渡辺
「今日くらいは俺らに甘えろよ」

って、気づいたら言ってた

『なにそれ笑 …優しいね』

大丈夫、大丈夫って笑うくせに
お腹をさすってた手に自分の手重ねてきて握ってくる
その状態でまた寝ようとするし
こんなの離せないし、離したくなくなる

向井
「朝起きたらあそこで倒れてるから
めっちゃ心配したんやで!?」

『ほーんとにごめんね笑』

ラウール
「なんかバタバタしてる気がして降りたら
顔面蒼白のAちゃんいたからね」

阿部
「普通に焦るよね」

宮舘
「救急車呼ぼうかと思った」

『流石にそこまでは大丈夫だよ笑
こんなんで使うなって怒られるよ笑』

その状態で、メンバーと話すから
こっちが調子狂う

『…お腹空いてきた』

って、薬も効き始めたのか
あっさり俺のそばから離れて
今まで繋がれてた手が何か寂しくて

渡辺
「…本当ずるいわ(小声)」

宮舘
「翔太も大変だね?」

阿部
「我が家の女の子は罪だね」

なんて揶揄われた

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