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徹が適当につけていた休日のくせにあまり面白くないバラエティ、時計の秒針、外の騒音、それらの音が一瞬消えたように思えた。私の耳に入ってくる音の情報が一気に減り、徹の声しか届かない、そんな感じ。
「……ありがとう？」
「……親友としてじゃないから。女としてだから」
今までの経験で、告白するときはきちんと場を用意していたし、あまり多くはないけれど、告白されたときも�犧�から告白するぞ�瓩箸いκ薫狼い鯀蠎蠅�ら感じていた。中高時代は放課後の教室で、とか、何度か遊びに行ってから、とか。社会人になって出会った元彼とも、何度かお洒落なバーやドライブでデートを重ねてからの告白だった。
だから、今の徹のあまりにも自然に出てきていた�犢イ��瓩箸いΩ斥佞飽戝兇篭辰い燭韻譴鼻⇒�達としての言葉と受け取る。沈む私を元気づける優しい言葉だと。だが、「女として」と付け足されることによって、励ましでも私の勘違いでもないことが確定してしまった。
「恋人として、お前に触れたいし接したい。ずっと思ってたよ」
「う、うそだぁ。だってそんな素振り」
「見せてた。お前がそう受け取ってないだけだよ。お前は俺のこと優しい優しい言うけど、俺全然優しくないもん。深夜二時の電話には絶対出ないし、急な誘いには乗らない。酔い潰れても部屋までおぶってやらないし、雨に濡れてても風呂とジャージなんて貸さないしココアも淹れてやんない。
……でもお前には全部やってあげる。なんでかわかる？」
徹が言ったことは、すべて私がさも当然に徹にしてきたことと、されてきたことだ。仲の良い友達の特権だと思っていたことが、他の友達にも元カノにだってしたことがなかったという、衝撃。
「お前が好きだからだよ」
セピアの瞳は私しか映していない。私だけ、特別。みんなの優しい徹じゃなくて、私だけの優しい徹だったのだ。
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ぽん(元あお）(プロフ) - あべかわもちさん» もっちちゃんありがとう〜(*^◯^*)元々短編の予定が文章ばっかぎちぎちに詰まった感じになったので内容はパッパ進みました笑 こちらこそ、最初も最後もありがたい感想くれて特大感謝です！ (2019年6月9日 16時) (
レス) id: f02ef0b594 (このIDを非表示/違反報告)
あべかわもち(プロフ) - 完結おめでとう！ 夢主ちゃんの心の機微が細かく描写されていて、とても読み応えがある作品だった！ 最後の方の展開が意外すぎて、思わず息を飲みました。最後まで物語の進行がスピード感満載で、重すぎず軽すぎず後味まで大好きです。素敵な作品をありがとう！ (2019年6月8日 18時) (レス) id: 9f7db0fc1d (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(元あお）(プロフ) - オムオムレツレツさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年5月14日 19時) (レス) id: f02ef0b594 (このIDを非表示/違反報告)
オムオムレツレツ - 面白いです、、更新待ってます！ (2019年5月12日 22時) (レス) id: e2c913aba7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん
| 作成日時：2019年5月6日 9時
