cigarette Love.【SEVENTEEN】 (ページ8)

今日:15 hit、昨日:24 hit、合計:168,897 hit

ひとりページ8

逆上せる直前でお風呂から上がり、
髪を満足に乾かさないまま、私はpcと対決する。

今日中に終わらせなきゃいけない仕事はあと5つ。
いや多いな。

夏休み最終日まで残った宿題のように、
仕事が私に襲いかかる。

昨日までの自分を恨みながら、強い意志を固めて仕事に取り掛かる。

....

ｸﾞｩ〜〜〜〜..........

『お腹すいたな........』

腹の訴えと同時に集中力がプツンと切れた。
時間の経過を気にしていなかったが、気づいたら深夜1時を回っていた。
やるべき仕事は終わったし、後は寝るだけなんだけど、私の胃袋はそうはさせてくれないみたい。

深夜1時の食事に少しだけ後ろめたさを感じつつも、
腹の音を止めてくれるものは無いかとキッチンを漁ったが、最近とても忙しく買い物にもいけていないことに気がついた。

めんっっっっっっっどくっっっっっっさいけどコンビニ行くかぁ。

適当にとったカーディガン一枚を羽織り、家の扉を開ける。

もう11月。夜風は冷えるな。

暗い世界で一際眩しいコンビニを見つけ、適当に飲み物とパンを買った。あ、タバコも買わなきゃ。

街灯に照らされながら家路に着く。

ついで、慣れた足取りでマンションの屋上へ向かう。

屋上の扉を開け、いつものフェンスに腕をかけもたれこむ。
もう11月、夜風は冷えて、ライターの日に少しだけ温もりを感じる。

ここのマンションの屋上に入れる事は、多分誰も知らない。
知らないはずだから、私は良いように灰皿を設置し、私だけの喫煙所を作成した。

最初はベランダで吸おうと思ったのだけど、
風向きによっては隣のメンバーの部屋まで届いてしまうので
仏の心を持った私は屋上で吸っているのだ。

深夜1時の誰もいない、誰も知らない場所で一人星を眺める時間も、とても大事な時間。

js「....A、なーにしてるの」

...だと思ってたのに。

いつもと同じ日々が、少しだけ揺れた。