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アイドルと近い仕事をすれば、少しでも私の夢が満たされるじゃないかと思っていた。
でも現実はそうではなかった。
彼らに近づけば近づく程、
叶えられなかった夢への絶望が膨らんでいくだけだった。
彼らは光で、私は影だ。
影は光と同じ場所に存在することはできないのだと。
夢と現実は、いつだって正反対の場所にいる。
ー
ねぇ....いかないで...
置いていかないで.....！お願い...！＿＿＿
目覚めの悪い朝。
遠い過去のはずなのに、何回だって夢に見る。
彼が去っていくところ。
準備を終えて車のエンジンをかけていると、
同じく準備を終えたジョンハンがやってきた。
jh「はよ。」
『おはよう、寒いね今日も』
jh「冬は寒くてイライラする。」
『ちょっとわかるかも』
目の前にいる彼は、私が叶えられなかった夢を
仕事にできているんだな
私だって事故に遭わなきゃ
同じ舞台に立てていたはずなのに
なんで わたしだけ
黒い感情がぐるぐる渦巻く。
いつまで経っても消えない未練が、私の足取りを重く引っ張った。
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有栖川.(プロフ) - おり、じなる、ふらぐ、外してください。ルール違反になります (2021年11月7日 9時) (
レス) id: 6bc5efe30d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおり | 作成日時：2021年11月3日 12時
