マグゴナガル「祝いじゃ、祝いじゃあぁぁ！！」 ページ42
「ルールは簡単。3人掛かりで私の攻撃をして。お互い参ったと言ったら負け。
私はハンデとして杖なし、無言、それから武装解除呪文しか使わないよ。」
3人は目を白黒させた。
「でも… それじゃ君が負けちゃうよ。」
ハリーが言った。
「心配ご無用。君たちが私に勝てる確率は1%だ。」
シエルは不敵に笑った。
「なっ…！」
ロンが腹を立てて顔を赤くした。
「いいわ、その通りよ。始めましょう。」
ハーマイオニーだけは1人冷や汗を浮かべて杖を構えた。
「じゃあ…1、2の3！始め！」
『ステュ
ドンッ
失神呪文を唱えようとしたハーマイオニーが吹っ飛び、彼女の杖が舞った。
「え！？」
ロンが動揺する。
シエルが電光石火で武装解除したのだ。
『エクス
ドンッ
武装解除呪文を唱えようとしたハリーが吹っ飛び、彼の杖が舞った。
シエルは最後の獲物のロンに視線をやり、武装解除しようとするも、ロンが口を開く
方が先だった。
「ま、待って！参った！降参！」
「…ん、いいよ。」
シエルはにっこり笑ってハリーとハーマイオニーに杖を返した。
「と、まぁこういう風に、君たちはまだまだひよっ子であるからして、練習に
精進するように！」
こう締めくくってこの日の修行は幕を降ろした。
「あ〜、づっがれだー！」
ロンが唸る。
「おつかれ様♡これから頑張ろうね、みんな！」
「何そのぶりっ子キャラ。キモいんだけど。」
「……… 」
ハーマイオニーは辛辣だ。
11月に入ると、ひんやりポカポカスプレーの売れ行きが伸びた。
シエルにはこの数十日で、おめでたい出来事が2つ起きた。
1つは、前々からロンから頼まれていた、薄毛に効く薬が完成した事だ。
海藻を主成分とするその魔法薬は効果抜群で、アーサー氏の頭髪も今では見違える様に
フサフサだ。
それがイギリス魔法界の男性にそれはそれはウけ、シエルには更なる収入が入った。
2つ目は、シエルの魔力と体力と精神力の関係についての論文が、魔法省から高い
評価を得て、マーリン勲章勲三等を受賞した事だ。
これはマグゴナガル教授が大変喜び(まじですか！？ひゃっほおぉーーーいっ！！)、
学校を挙げて祝福してくれた。
受賞の際、シエルはファッジ大臣直々に手渡された。
ファッジ大臣はシエルを大層可愛がったが、シエルはファッジ大臣を大層ウザがった。
また、この季節になるとクィディチシーズンが始まった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スタートゥインクルプリキュア☆ - コメントありがとうございます！初めていただいたのでとても嬉しいです！これからも投稿頑張るので応援よろしくお願いします。 (2020年9月13日 17時) (
レス) id: 78f0d52032 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください (2020年9月13日 12時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スタートゥインクルプリキュア☆ | 作成日時：2020年8月22日 17時
