アーサーのバーコード頭 ページ39
「あぁ、うん… 君の寮のハッフルパフの生徒に、この商品を宣伝してほしいんだ。
お代はいいから。」
「何だ、そんな事か。お安い御用だよ。」
「ありがとう、助かる。」
セドリックは快く了承し、ハッフルパフのテーブルへ戻って行った。
「ねぇ、シエル。体調は本当に回復したの？」
「もちろんさ。元気爆発薬を飲んだからね。」
ハーマイオニーの問いに、グリフィンドールの席に戻ったシエルは答えた。
元気爆発薬を飲んだというのは嘘じゃなかった。
そうでもしなければ、体調はここまで回復しなかっただろう。
「君、いつも色んな魔法薬を持っているけど、自分で調合しているのかい？」
ロンが疑問に思ってたずねた。
「いや、変身術で水を魔法薬に変えてるんだ。」
「なんですって？」
ハーマイオニーが驚く。
それもそのはず、変身術というのは変えるものが複雑になればなる程難易度が上がるのだ。
原材料である薬草ならともかく、複雑な過程を経て調合された魔法薬に変身させるだなんて
恐ろしく精密な魔法を必要とする為、誰もそんな事出来ず、1から調合するのだ。
真似出来るのはダンブルドアやジョン、マクゴナガル教授くらいだろう。
「君ってすごいよ… その才能の使い道がもったいない位だ。」
ハリーが感服する。
「本当だよ。その腕で父さんの頭髪もどうにかしてほしいよ。」
ロンが遠い目をして言った。
「君のお父さんの髪がどうかしたの？」
シエルが訪ねる。
「あぁ。うちの父さん、薄毛で悩んでるんだ。」
『あぁ… 』
シエルたち3人も遠い目になった。
「じゃあ、薄毛に聞く薬を考えてみるよ。」
「頼む。」
「あー、シエル？」
ハーマイオニーが言い辛そうに口を開いた。
「何じゃらほい。」
シエルは返事をする。
「私たち、お願いがあるの！」
「どうか僕たちを！」
「強くしてください！」
上から順にハーマイオニー、ハリー、ロンだ。
「え、強く？」
シエルは呆気にとられた。
「だって僕たち、トロール相手に何も出来なかっただろ？」
ロンが説明する。
「そんなの、成人した魔法使いだって敵いやしないよ。」
ごく普通の正論だ。
「けど、貴方はあっという間に倒したわ。」
「それに、僕、君に守られてばかりじゃ嫌なんだ。自分の身は自分で守りたい。」
ハーマイオニーとハリーも続ける。
「あぁそういう事ならオッケー。」
『軽っ！』
かくして、ハリーたち3人はシエルに修行をつけてもらう事を確約した。
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スタートゥインクルプリキュア☆ - コメントありがとうございます！初めていただいたのでとても嬉しいです！これからも投稿頑張るので応援よろしくお願いします。 (2020年9月13日 17時) (
レス) id: 78f0d52032 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください (2020年9月13日 12時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スタートゥインクルプリキュア☆ | 作成日時：2020年8月22日 17時
