３、２、１、ファイッ！ ページ23
スネイプ教授は、お気に入りらしいドラコと、完璧に作業するシエルとハーマイオニー
以外全員に注意して回った。
その時…
「ネビル、ちょっと待って！」
シエルが叫んだ。
ネビルが大鍋を火から降ろさないうちに、山嵐の針を入れたのだ。
シューーーーーーッ
しかし時すでに遅く、地下牢いっぱいに強烈な緑の煙が上がった。
大鍋が割れ、ネビルに薬が降りかかりそうになったその時…
『プロテゴ、守れ！』
シエルの展開した盾が薬を弾き返し、ネビルは無事で済んだ。
「し、シエル… 僕、僕、ありがとう…！」
「どういたしまして。怪我はない？」
シエルは咄嗟のあまり抜く暇もなかった杖をローブから引っ張り出し、一振りして
こぼれた薬を消し、割れた鍋を元通りにしてみせた。
「馬鹿者！」
スネイプが怒鳴った。
「誰も怪我はしていないな？ロングボトム、1点減点だ。それから、
シエル・ポッター、よくやった。1点与える。」
「わぉ、セブルスってもしかしてツンデレ？」
すかさず茶化すシエル。
「うるさい、黙れ。シエル・ポッター1点減点。」
授業が終わり、シエルとハリーはロンと共にハグリッドの小屋を訪ねた。
巨大な黒いボアーハウンドのファングはシエルを気に入ってシエルの顔をベロベロと
舐めたが、シエルはファングを足蹴にしてあしらった。
それに怒ったファングがシエルに掴みかかり、シエルはファインディングポーズを
とる。
カーーン
試合開始のゴングが鳴った。
先手を打ったのはファング。
地を蹴り、シエルの左腕に噛みつくも、シエルに腹部に中段蹴りを喰らわされる。
「バウ！バウ！！」
シエルには敵わない事が理解できたファングは、少し距離をとって吠えた。
「これ、シエル！ファングもやめんか。」
2人を諫めたのはハグリッドだ。
ファングは尻尾を上げてシエルを馬鹿にする。
対してシエルは中指を立てて見せる。
カーーン
ワンモアファイッ
1人と1匹は殴り合いの喧嘩をして、息切れがする頃、引き分けという事で手を打った。
「全くお前さんらは… 」
ハグリッドは動物相手にムキになるシエルに呆れていたし、ハリーとロンはとっくに
小屋に入ってお茶をしていた。
「まぁ、くつろいでくれや。」
そう言って出されたロックケーキを食べると…
ガリッ
『あ… 』
シエルの前歯が折れた。
「ハグリッドぉ… 」
シエルは折れた前歯を持って恨みがましい目でハグリッドを見た。
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スタートゥインクルプリキュア☆ - コメントありがとうございます！初めていただいたのでとても嬉しいです！これからも投稿頑張るので応援よろしくお願いします。 (2020年9月13日 17時) (
レス) id: 78f0d52032 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください (2020年9月13日 12時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スタートゥインクルプリキュア☆ | 作成日時：2020年8月22日 17時
