名も知らねぇ屋敷しもべ妖精 ページ18
地下廊下にて梨の絵画を見つけたシエルは、梨をくすぐった。
パカッ ゴンッ！
「いった！チクショウ！！」
まさか外開きだとは思うまい。
しばらく悶えた後、開いた絵画を通り抜けると、何ともワイドな厨房があり、そこで
何十人もの屋敷しもべ妖精が忙しなく働いていた。
「これはこれはシエル様！ようこそいらっしゃいました！」
1人の屋敷しもべ妖精がシエルの存在に気付き、ペコリとお辞儀をした。
「私の名前はサシャ・ブ○ウスだよ。」
「え… シエル様はシエル様でございます。」
「いいや、私はサ○ャ・ブラウスだよ。」
「そ、そうなのでございますか…？」
屋敷しもべ妖精はおろおろしだした。
「時に君、日本食は好きかい？」
サシャ・○ラウスは先程の本を取り出した。
「ホグワーツのレシピに、これを加えてほしいんだ。」
「日本食でございますか… わかりました、難しいですがやってみます。」
「本当？ありがとう！」
「ありがとうだなんて！とんでもございません！」
「そう、じゃあ取り消すね。」
「え。」
ともかく、これで目的は達成したのだ。
シエルは厨房を後にした。
次の日の朝、シエルはルームメイトの誰よりも早く起きた。
ちょっぱやで着替え、髪を梳かすと談話室へ出ようとして、出来なかった。
「…ハーマイオニー？」
ハーマイオニーのせいである。
「シエル、貴方とても綺麗な髪をしているのね。」
シエルの髪はくしゃくしゃなハリーと違ってさらさらだ。
「あぁ、うん… ありがとう。」
嫌な予感がする。
「ねぇ、もしよかったらだけど、貴方の髪を私にアレンジさせてもらえないかしら。」
「ビンゴビンゴ♪ビンゴ！ってか！」
「え？」
「いや、何でもない。」
結局シエルの髪はハーマイオニーによって三つ編みカチューシャにされ、後ろ髪も
巻かれた。
この髪型で大広間へ行くのはこっぱずかしいが、致し方あるまい。
朝食の為だ。
ダッシュで大広間へ向かうと、(「Ms.ポッター！グリフィンドール5点減点！」)
「あった！」
グリフィンドール席には日本の朝食が並んでいた。
ほかほかの白米、豆腐とわかめの味噌汁、ほうれん草のごま和え、ブリの照り焼き…
「サンキュー、名も知らねぇ屋敷しもべ妖精！」
シエルは神(？)に感謝して食事を開始した。
「何これ、うんま！！」
どれもこれも美味しい。
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スタートゥインクルプリキュア☆ - コメントありがとうございます！初めていただいたのでとても嬉しいです！これからも投稿頑張るので応援よろしくお願いします。 (2020年9月13日 17時) (
レス) id: 78f0d52032 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白いです！これからも頑張ってください (2020年9月13日 12時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スタートゥインクルプリキュア☆ | 作成日時：2020年8月22日 17時
