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「あっ……」
私に気づきこっちに歩いてくる
樹「あの……覚えてますか?俺のこと」
A「はい、まさかこんなとこで会うなんて…」
樹「ほんとにびっくりしました笑
Aさんとまた会えて嬉しいです…」
頬を赤く染めながら俯きぎみに私に伝えてくる彼
やっぱり人見知りなんだな…
A「ふふっ、私もです笑
あ、敬語じゃなくて大丈夫ですよ?」
樹「いや…俺の方が年下なんで…」
A「えっ!?待って、おいくつですか?」
樹「いま19で、今年で20歳になります」
えっ!まさかの未成年だったの!?
大人びてるし雰囲気も落ち着いてるから絶対年上だと思ってた…
A「1つ下ですね、じゃあお互いタメにしません?
その方が仕事しやすいし!」
樹「いいんですか?ではお言葉に甘えて…」
それから割と盛り上がって、お互いに"Aちゃん"、"樹くん"と呼び合うようになった
けれどやっぱり慣れないのか、ときどき敬語が抜けない樹くん
樹「Aちゃん、駅まで一緒に帰りませんか?」
A「あ〜…、亜美ちゃん待たせてるんだ、ごめんね」
樹「そっかぁ〜わかりました。じゃあまた明日」
A「うん、またね」
前会った時の樹くんは、無口で人見知りであんま喋らない人だと思ったけど、意外と話しやすくて盛り上がっちゃったなぁ〜
やば!早く戻んないと亜美ちゃん待たせてるんだった!
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作者名:ryo-ka | 作成日時:2018年1月26日 0時