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次の日、私はもう一度彼の病室に向かった
このドアを開けた時の康ちゃんが、また昨日みたいな姿だったら?
そう思うとなかなか扉を開けられずにいた
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よし、、、、、ガラッ
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康平「おっ!A、やっと来てくれた笑」
A「…え、康ちゃん?…」
康平「ごめんな心配かけて…
そんなとこで突っ立ってないでこっちこいよ!」
そこに居たのは、いつもわたしの隣でふざけて笑っている康ちゃんの姿だった
一瞬にして力が抜けてその場に座り込んでしまった
A「よかった…ほんとよかったっ…」
あれ?わたし泣いてる?
……そっかぁ…安心したんだ…
康平「A…おいで?」
手を広げて、いつも通りに笑ってくれる彼が、いつも通り優しい声でわたしの名前を呼んでくれる彼が、たまらなく愛おしくなって…
A「康ちゃんっ……!!」
康平「うおっ!勢い良すぎ笑」
わたしに向かって広げられた腕の中に飛び込んだ
この時わたしは、今までの幸せな2人の日常に戻ったとばかり思い込んでいた
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_________けれど、神様はいじわるだ
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作者名:ryo-ka | 作成日時:2018年1月26日 0時