【d!】新人詐欺師は私の心も騙してる？【ci】 (ページ3)

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1個目の嘘。ページ3

sideA

マイクに向かい、1人で喋る。

『「彼氏っていますか？」あー...彼氏ねぇ...昔浮気されてからトラウマで10年位作ってないなぁ...w』

30万人突破記念の質問コーナーを撮っている時、スマホが震えた。

『おっと...w電話出てきまーすw』

一旦収録を中断し、スマホを手に取る。
電話をかけてきた主を見ると、そこには鬱先生の文字が。
直ぐに電話に出る。

『あ、ノダアです...！』

鬱「あ、急にすいません鬱です～」

『全然大丈夫です！どうされたんですか？』

鬱「今度コラボしましょうーって言ってなんの計画も立ててへんかったなぁって思って」

『あ...そうですね...』

鬱「このあととかって予定あったりしますかね...？」

『あ、編集しようと思ってましたけど、ご都合がよろしいのなら大丈夫ですよ！』

鬱「あ～！ありがとうございます！トントンが休み入ったんで良かったですわ...！場所お伝えしますんで4時位に集合でお願いします！」

『はい！よろしくお願いします！』

鬱さんとの電話を終えて時間的に後1、2時間位しかないな...と思い
収録を再開するのもあれなので、軽く準備をして
撮りだめておいた動画を少し編集する。
時間もいい感じになったのでこの辺りで編集を一旦終えて
鬱さんから言われた場所に向かった。

私が待ち合わせ場所に着いた時にはお二人はもう着かれていて
いつも動画で見ている鬱さんの顔を見て小走りで席に向かう。

『おまたせしてしまいましたかね...？ノダアです』

軽く会釈をすれば
全然大丈夫ですよーとお二人から言われる。
席に座って改めてお互い自己紹介をする。

鬱「...やっぱ可愛いっすねノダアさん...」

『っ...ありがとうございます...？』

トン「お前やめろや。すいませんね...気に触ったら思いっきりぶん殴ってもらってw」

鬱「酷いwww」

『全然大丈夫ですから...！』

トン「すいませんねぇ...wてことで、色々決めていきましょうかね」

そこから何でコラボをするのか、いつ撮影するのか
何時投稿するのか、そして...

誰が出るのか。

トン「うちのメンバーだと...チーノがめっちゃ出たいって言ってきてますね...」

鬱「この人居ったらええなぁとか思う人言ってくださいね！」

『私はもう全員尊敬してますんで...是非其方で出たい方を呼んでくだされば...！』

トン「...じゃあそうさせて貰いますね。ただ...なんでチーノはあんなに出たがってるんやろうな...」

そんなの...
あの人と思うしかないじゃないか...