【d!】新人詐欺師は私の心も騙してる？【ci】 (ページ20)

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18個目の嘘。ページ20

sideA

『ふふっ...wほんとに待ってません？w』

ショッピ「ほんと、全然待ってませんよ！楽しみ過ぎて1時間前に来た訳じゃないんで！」

『1時間前に来たんですか...』

ショッピ「あ...いや、でも待ってるんも全然すぐだったんで気にせんでください！」

『そうですか...？ならいいんですけど...』

ショッピ「30分早いんでその辺回りますか？」

『そうですね！』

ショッピさんと回る街は何時もより光って見えた。
それに、30分もすぐ経ってしまった。

ショッピ「あ...もう時間やばいわ...じゃあ行きましょか！」

『ほんとだ...！全然気づかなかった...』

ショッピ「ふふっw楽しかったですね？」

『っ...はい！』

それからショッピさんに連れられ、予約していたお店へ。

店員「いらっしゃいませ」

ショッピ「あ、予約してたんですけど...」

店員「2名で予約された二人(ふたたり)様ですね。お席へご案内致します」

ショッピさんの苗字が判明したところで
店員さんが席へと連れて行ってくれる。
少し奥の窓際の席に案内される。
ショッピさんと対面に座る。

ショッピ「あ...そう言えば苗字バレましたね...w」

『そうですね...w珍しい苗字ですね...』

ショッピ「よく言われますwまぁ、特に気にせずショッピのままでいいですよw」

『そっちの方が違和感無くていいので、そうさせて貰いますw』

ショッピ「じゃあなんか頼みますか？」

『あ、じゃあおすすめとか聞いても？』

ショッピ「いいですよ。俺よく来るんで」

ショッピさんのおすすめを頼んで貰い
注文が来るまで、お話をしていた。
それはただの世間話から、私の過去の...あの話等も。

ショッピ「チーノさんと付き合ったのって何が切っ掛けなんすか？」

『えっと...向こうが告白してきて...私がOKしただけなんですけど...』

ショッピ「なんで...別れちゃったんです...？」

『...わかんないんですけど...逃げちゃって...会いたく...なく...なって...』

ショッピ「っ...！いいです...言わなくていいです...」

『ごめ...なさ...っ...』

ショッピ「...俺やったら...絶対こんな顔させんのに...」

『じゃあ...ショッピさん...埋めてくださいよ...穴...』

ショッピ「っ...！...恋人ごっこ、しません？」

『恋人...ごっこ...？』

ショッピ「ホントの恋人だと、俺も辛い気がするんで...代わりって、思わせて欲しいんです」

『恋人の...代わり...』

ショッピ「いい提案じゃないですか？」