12 ページ13
.
「あ、ありがとうございます…」
もう!?何なのこの展開!?初デートの私からしてみれば、頭から湯気が出る勢いなんだけど…
二人ともバツが悪そうに、黙って見つめ合った…でも、勇気を振り絞って私は口を開けた
「今日の灰谷さんも…いつも以上にカッコいいです、よ」
まあ、そっぽを向きながら何だけどね…
「あ〜、もうそういうの良いから、行くぞ!」
「え?」
突然、灰谷さんは私の手を掴み上げて、前にぐんぐんと進み出した…というか、手繋いじゃってますけど?そして、何処行くの?
(私、今凄い体験してる)
こんな青春な事を体験するなんて…夢にも思ってなかった。ましてや、灰谷さんは不良。多分バチクソに強いと思う
(私、どうなっちゃうんだろう…)
私の手を強く握ってくれている灰谷さんの背中をボーと眺めた
しばらくすると、灰谷さんは歩くのを辞めて、私の手を離した
「あっ…」
「小山、着いたぞ。ショッピングモール」
そう言って、目の前にある大きな建物を指差した
.
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←11
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:chzi58191 | 作成日時:2022年11月9日 22時