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(ここで、大丈夫だよね？)
待ち合わせ場所に一番に着いていたのは、私だった。まあ、すぐに灰谷さんは来るだろう…メールでも確認しておこう
携帯を開けて、確認すると、メールが一通届いていた
��小山、後ろ��
(…後ろ？)
何だろうと思って振り返ろうとしたら、突然フワッとした甘い香りに包まれた
バニラみたいな…とにかく私が好きな甘い香り
「うわっ！？」
甘い香りとともに、重みも感じて…後ろから腰に手を回された…これは、
「やっほぉ〜小山」
「ビックリした…灰谷さんか」
やっぱり、灰谷さんだった。急にバックハグしてくるし、首元に顔置くし…私にこんなことするなんて灰谷さん以外いない
「ちょっ、くすぐったいですって！」
「ん〜？うん」
(うん、じゃないわ！)
灰谷さんは離してくれなくて、終いには後ろから手を掴まれて、恋人繋ぎしちゃってるし…私この人と、昨日知り合ったよね？と不安になるぐらい距離が近い…流石に恥ずかしいし、普通に照れる…
「あの、そろそろ、離れてくれませんか…？」
「え〜なんで〜？」
(耳元で喋るなあー！？)
「いや、ふつうにはずかしぃから、です…」
耐えられなくなって言ったが、上手く呂律が回らなくて弱々しい声色になってしまった…
「！！…あ〜、ごめんごめん」
パッと、灰谷さんは離れてくれた
そして、私の前に来て、一瞬目を大きく開け、口を手で覆うようにして、言った
「…可愛いな」
「…お前」
照れてるように見えたのは、きっと私だけ
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作者名：chzi58191 | 作成日時：2022年11月9日 22時
