STORY 12 ページ13
『あれ、おかしい、どこやったんだろう』
楽屋を出る時にはあったはずの私がずっと大事にしてきたメイク道具。
私が初めてメイクとしてGENERATIONSについた時にHIROさんがお祝いとして買ってくれたもの。
お父さんが死んでから私の代わりにお父さんのように可愛がってくれた人がくれたもの。
『大事なものなのに、。』
泣きそうになりながら必死に探す。
『うそ、これって、』
私が見つけたのは原型も留めてないくらいにボロボロになったメイク道具。
その瞬間に堪えてた涙が溢れ出した。
『なんでっ、、。』
辛くて辛くて仕方ない。わかってる、私が悪いことも。
HIROさんが気付いたらきっと悲しむ。
だからバレないようにしなきゃ。
龍『なんで泣いてんねん。』
どうして貴方はこうゆう時に限って
私の前に現れるの？？？
どうして、、どうして。
『泣いてませんから。』
出ていこうとしたその時、不意にひかれる私の腕。
気付けば龍友くんの腕の中。
『離してくださいっ』
龍『泣いてる子ほっとけるわけないやろ。』
諦めたいのに諦めれないじゃん、こんなことされたら。
ドアが空いてだれかが入ってくる音がする。
美『2人でなにしてるの？？』
低くドスの効いた声で美香さんが言う。
やばい、離れなきゃ、そう思うけど龍友くんは力を緩めてくれない。
『龍友くん離してください。お願いします。』
龍『俺の事そんなに嫌いか、、』
違う、好きだけど、、
『ごめんなさい』
美香さんの横を通り過ぎる時に
美『よく覚えておきなさい、貴方はそのうち地獄に落ちるわよ、笑』
そう囁いた美香さん。
もう怖いよ、だれか助けて。
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Wana - 他のかたもかかれてますが、これを読んでると涙がとまらなくて( ＞Д＜；)更新まってまーす。 (2019年5月10日 23時) (
レス) id: 0eb4931eec (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 更新が楽しみです！ (2019年5月5日 8時) (レス) id: 6a4df20473 (このIDを非表示/違反報告)
Hanami(プロフ) - この作品大好きです。切なくて読んでる時涙がすごく出てきます！展開が楽しみです！更新頑張ってください (2019年5月5日 1時) (レス) id: 56237b14d0 (このIDを非表示/違反報告)
れーら(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2019年5月3日 22時) (レス) id: 8f5ee3477b (このIDを非表示/違反報告)
小森笑(プロフ) - 早く続きが読みたい!!一気読みしちゃいました!! (2019年5月3日 3時) (レス) id: ec77b1cbf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いわや | 作成日時：2019年4月28日 7時
