中也に愛し愛されたい【短編集】

風邪っぴきの幹部様 ページ10

「ぶえっくしゅ！」

ポートマフィア幹部が風邪をひきました

『首領に連絡入れておいたよ
ゆっくり休んでだって』

「ずび...悪ィな...」

『もー...風邪ひくなんて...』

「あークソ...喉いてェ...頭いてェ...」

『しっかりベットで寝ないからだよ
この前もソファで飲んだくれて寝てたじゃん』

「うるせェ...ずび」

『おかゆ作ってくるね』

「...林檎」

『はいはい 病人さんはしっかり寝ててください』

ぽんぽんと中也の頭を撫でると
私はエプロンを付け、キッチンでおかゆを作り始めた
前に私が風邪を引いた時に中也が作ってくれた
卵粥を思い出し、卵粥を作る
そして林檎もすりおろして用意する
時々、寝室から中也が咳き込むのが聞こえ心配になる
めったに体を壊すことは無いから余計に心配だ
バカは風邪ひかないっていうのに←

そして作り終えた卵粥とすりおろした林檎を
寝室に運ぶ
静かに吐息をたてて中也は寝ていた

『ちゅーやー？ねてるの？おかゆできたよー』

額に手を当てるとまだ少し熱があるのが分かった
頬を撫で中也が起きるのを待つ

『ちゅーやさーん お粥冷めちゃうよー』

「ん、...ｹﾞﾎｯ....ありがとな」

『しっかり食べて早く治してね
ほら、あーん』

恥ずかしいのは山々だが、病人だし
今日くらいはやってやろう←

「ん...ﾓｸﾞﾓｸﾞ」

『ど？美味しい？』

「うめェな」

『良かった良かった』

「林檎も用意してくれたんだな ありがとよ」

『風邪のときにはすりおろした林檎が定番だもんねぇ』

と言いながらすりおろした林檎を
中也の口に運ぶ

『あ、ごめ こぼれちゃった』

中也の口の端に林檎がついていた

「舐めろよ」

『え？やだよ自分で取ってよ』

「俺は病人だぜ？ﾆﾔ」

『ちぇっ生意気な病人さんだこと』

仕方なく仕方なぁく中也の口の端を舐める
すると中也が首に腕を回してキスしてくる

「悪ィ、風邪移すかもな」

『いいよ、中也の風邪貰ってあげる』

「上から目線だな」

『病人さんは黙っててください』

静かに優しいキスをする
風邪っぴきさんに大人しく
風邪を移してもらうことにした

翌日
『うぇっｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ...』

「もっと可愛い咳できねェのかよ...」

『五月蝿い!!ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ』

勿論移りましたとさ

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

昨日更新できずすみませんm(*_ _)m
風邪の季節になりますね
皆さん気を付けてくださいね(´˘`＊)

ちなみに作者、
昨日予防接種してきました(￣^￣゜)
注射嫌いです( ´･ω･`)

今度は幹部様が看病ですか？→←煙草と中也と

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

中也のチョーカー

今日の中也

酔っ払い中也

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