蜂蜜の愛の海に溺れています。【中原中也】短編集 (ページ10)

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中編ページ10

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　中也side

　其処迄純粋だったか。

　今、小学生でも知ってるぞ。

　･･････もう少し大人になるまで待つか。

　『如何したの？』

　「いや、何でもねェよ。」

　普通に寝台に連れてって二人で寝た。

　･･････少しは知識として知っとかねぇと危ねェよなァ‥

　二日後 ――――

　朝

　「はよ。」

　『お･･････オハヨウ‥‥ゴザイマス。』

　昼

　「飯食いに行かねぇか？」

　『ソソそ・・・そうですね。』

　何かAの様子が可笑しい。

　如何した。何があった。

　帰り間際

　「送る。」

　『有難う御座います。』

　車に乗って二人きりになった為、

　気になって訊くと頬を染めながら教えてくれた。

　――――――――――――――――――――――――――――――――

　Aside

　首領の部屋に呼び出しを食らった。

　内容「色の任務をしてきて欲しい。」

　先日の一件。

　「寝台行かねぇか？」の奴ね。

　聞いてみた。

　一寸待っててと云われて頂いたのは、

　【少女漫画】。

　読んでみて、と云われた後、

　「よく其れで任務できてたね。」とお褒め？の言葉を頂いた。

　そして、

　「最低限は知っておかないとその年で其れは危ない。

　中原君に教えてもらい給え。」

　と、仰せつかった。

　中也が来る前の話だったから、

　出勤後の書類整理を終わらせて先刻頂いた少女漫画を読み始める。

　『･･････刺激が強いな。』

　朝日で遮られているけれど、

　其処には裸姿で一緒に寝る恋人がいた。

　『うん。刺激が強い。』

　―――――――――――――――――――――――――

　『って‥‥事、です‥。』

　曲り角を右に曲がる。

　『えっ･･････左じゃないの？』

　私の家は右に曲がらないと‥‥‥‥

　「気が変わった。(少女漫画って何処迄書かれてんだ？)」

　おお～･･････何か予想が着いた。

　数分後 ――――――

　中也の家の前。

　『･･････拒否権は･････。』

　「本当に厭ならやめる。ま、何方にしろ今日は泊れ。」

　今日は避けられてばっかだったからな。

　すいませんでした。

　無意識です。

　中也の家に着くとご飯を食べて、

　お風呂に入った。

　‥‥‥‥‥‥‥その後、寝台で中也がお風呂からあがって来るのを待った。