[Extra edition] 前編 ※あやなさん ページ36
-あやな様リクエスト有難うございます!
書き直しは受付けます!気軽に仰って下さいね♪
外伝?とでも云うのかな?
此れは 想い人を中也が連れ戻す物語。
中也side
少し遠くの方で部下達が群がっているのが見える。
数時間前に砦を崩壊させ、収拾が着き出し落ち着いてきた今、
あんなに沢山の部下達が一か所に群がってんのを疑問に思った。
俺は部下達が群がっている処に向かった。
- - - - -
「何かあったのか。」
結構大きな壁が出来ていて、外側に居た奴に聞くと、
其れで俺がいるのに回りが気付いたらしく前に道を作って行った。
進んで行き、最後の壁がなくなると、
其処には膝を地面につき意気消沈した女がいた。
雪のように真っ白な服を身に纏い、
綺麗であろう髪はくたくたになって居る。
そんな女の背にどこか懐かしい感じを覚えた。
「おい。」
呼びかけに反応する素振りさえ見せない。
「おい。‥‥‥‥聞いてんのか!!」
前に回って、顎を掬うと泣き腫らした顔の‥‥‥‥‥
一瞬世界が止まったような錯覚に陥った。
時が止まった気がした。
俺の顔を見るなり口を開け、目を見開いたソイツ。
‥‥‥‥もう二度と会う事はないと思っていた。
「‥‥‥‥‥‥A‥か?」
其れは俺の羊時代から共に生きて来た幼馴染の桜花Aだった。
『ちゅ‥‥‥‥‥‥‥』
俺の名前を云い掛けた処で口を結び、顔を地面に向けた。
桜花A。
俺の幼馴染でありポートマフィア上級構成員。
そして、‥‥‥‥‥ある日を境にマフィアを出奔した【裏切者】。
「‥‥‥‥‥帰るぞ。」
『‥‥‥‥‥‥‥』
無言のまま只々地面を見つめるA。
「帰るぞ。」
腕を掴んで無理矢理立ち上がらせる。
足に力が入らないらしく膝が曲がったままで
倒れそうになる処を支える。
「歩けないのか?」
何も云わずに首肯した。
膝の後ろに手を入れて横抱きする。
驚いた様な顔もせず、従順に俺の首に手を回した。
「此奴の事は俺に任せて、後を頼む。」
部下たちに指示をした後、Aを拠点に連れ帰った。
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加奈 - もっと…アゥ! (2020年4月6日 15時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - 苦しい!もっと!もっと! (2020年4月6日 15時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - かぐやさん» 有難うございます!中也の甘いのですね♪続編の方で書きま〜す (2019年1月25日 19時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - いつも楽しみにしてます!頑張ってください!(中也の甘いの希望) (2019年1月25日 13時) (レス) id: e9b2e1f434 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - nyanyakamilk081さん» バレたら即解体ですねー(笑) 吸血鬼大好きなんです (2018年12月14日 20時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月瀬ゆうめ | 作成日時:2018年8月6日 20時