バス移動2 ページ14
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「なあおい緑谷、実際爆豪とAってどうなん？」
切島が声を潜めて出久に訊く。
「あいつらって何、そういう関係なの？」
「えっ！いや…！どうなんだろう！多分そういうことはないと思うんだけど、でも確かに、なんか二人の雰囲気親密だなって感じる時は、ある…！多々…！」
「えー、でもそれって幼馴染だからってやつなんじゃないの？」
口を挟んできたのは芦戸三奈である。
「でもあんなに優しい爆豪ちゃん、はじめて見るわ」
蛙吹が大きな目を興味津々といった様子で輝かせると、それに深く共感するように切島が大きく頷く。
「いつもの爆豪なら、俺の高貴な肩使って寝るたぁいい度胸じゃねえかこのクソが！！…とか言いそうなのに大人しく寝させてあげてんな。なにあれ？」
一同が首を捻ったところで、勝己がそれをギロリと睨む。
「オイてめぇらさっきからうるせえな。なにコソコソ喋ってんだよ」
やっべ聞こえてた、と肩をすくめながらばつが悪そうに一同が目をそらすなか、果敢にも蛙吹が言った。
「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気出なさそ」
「んだとコラ出すわ！！」
『わっ、………いたぁ〜』
「ホラ」
カッとなった勝己が勢い良く立ち上がったことで、勝己の肩にもたれかかって寝ていたAは強く頭を打った衝撃で起きることになった。
「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されてるってすげぇよ」
「てめぇのボキャブラリーは何だコラ殺すぞ！！」
『もー、うるさいな勝己…』
「てめぇもだA！さっきからてめーが寄っかかってくるおかげで身動き取りづらかったんだよこのデブ！」
『デ……！？いや寄りかかってないし！え、寄りかかってた…？』
「寄りかかってたわ。でも爆豪ちゃんはそれを起こさないようにそっとしといてあげてたのよ」
「ヒューヒュー！」
「るせえてめぇらもう喋んな！！」
(かっちゃんがイジられてる…！信じられない光景だ、これが雄英…！)
「低俗な会話ですこと！」
「でもこういうの好きだ私」
「爆豪くん君本当に口悪いな！」
怒鳴り散らす勝己、自分の行動が信じられないA、勝己をいじる切島・蛙吹・上鳴、頭を抱えて震える出久、それを傍観して楽しむ八百万とお茶子、爆豪の言葉遣いを咎める飯田と、ギャアギャア騒がしく盛り上がったところで、バスは訓練場に到着した。
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スカイ(プロフ) - コメ返してくれてありがとうございました！めっちゃ面白い...最高です！今後に期待します！ (2018年6月19日 20時) (
レス) id: fe3517b453 (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - スカイさん» 感想ありがとうございます！勢いで書きなぐっておりますが、楽しんでいただけたようで嬉しいです＾＾ (2018年6月17日 23時) (レス) id: 23b7097a95 (このIDを非表示/違反報告)
スカイ(プロフ) - 本当に好みのシチュです！完結まで絶対見ますねー (2018年6月17日 19時) (レス) id: fe3517b453 (このIDを非表示/違反報告)
スカイ - 面白いです！頑張ってくださいね！ (2018年6月17日 16時) (レス) id: fe3517b453 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月 | 作成日時：2018年6月13日 14時
