��※ ページ14
繋がってる部分に熱が集まっていくようで
もどかしくて腰が揺れる
「ね…太輔……」
「ん？」
「もう…いい、よ？」
「なぁに？」
え…言わないとダメなやつ？
太輔って結構…
「うん、俺ねちっこいからね？覚悟してね？」
「え…俺いま…」
ふふふと笑うと同時にぐっと腰を掴まれ
揺さぶられて突然の刺激に目の前がチカチカした
その後もう鳴くことしか出来なくて
気付いた時にはとっくに日付が変わり
今度は腹の虫が鳴いた。。。
休みで良かったと心底思った
ふと隣を見るとニコニコと
俺を見つめる太輔…
「ヒロは腹の虫も可愛く鳴くんだね」
「バカ…腹減んねーの？何か食う？」
「ヒロ食べたい」
「散々食っただろ…」
「食べ足りない」
その間ずっとニコニコしてる太輔
「俺は飯食う！」
そう言ってベッドから降りようとすると
手を引かれ太輔の上に抱き上げられる
「んだよー離せよー」
「ふふっ…なに、全然逃げる気ないじゃん」
「逃げる気なんてねーよ、腹減っただけだし…
食ったら……また、しよ？」
「盛ってますねー」
「お前もな！」
笑い合う空気は今日初めて繋がったとは
思えないくらい自然で幸せな時間
出会いは不思議な運命の巡り合せ
俺らは導かれるように
奇跡のような偶然の重なり合いで
いまこうして一緒にいられる
これからどんな運命が待ってるのかな
太輔とどんな奇跡の時間を
過ごしていけるんだろうか
すれ違う時もあるかもしれない
ぶつかる時もあるかもしれない
でもそんな時はまた…
４両目に乗ってあの日を思い出そう
「ね、太輔
なんで俺の事好きになってくれたの？」
「ふふ…
目でわかるんだよ、運命の人は…」
と耳元で囁かれた
目を閉じて、ゆっくりと開ける…
優しい優しい瞳と視線がぶつかる
「「俺を見つけてくれてありがとう」」
END
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作者名：飛飛
| 作成日時：2019年2月25日 14時
