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Ｆ side
「やっと2人になれましたね」
「そうですね…」
ニコニコ…
ニコニコ……
ニコニコ………
「どういうつもりでミツに近付いてるんですか？」
口火を切ったのは玉森さん
「玉森さんに聞かれることなのかな、それは」
「遊びなら止めて欲しいだけです」
鏡越しにまっすぐ俺を見てくる目は真剣だ
でも俺だって真剣なのは同じ
「良い同僚のフリしていつもそうやって虫払いしてるんですか？」
「そうです、何かあってからじゃ遅いんで」
「自分の気持ちは？伝えないんですか？」
「俺、ミツとどうこうなりたいわけじゃない、大切な人だから傷付けるようなことする奴は許せない」
「ふーん、じゃ話は早いですね」
話しながらも手は動く
要望通りに整った髪を前に後ろに確認してもらう
「よろしいですか？」
「はい…腕はいいんですねってそれより！ミツの…」
「玉森さん！僕は本気ですよ、あなたも北山さんを好きなら今日は宣戦布告するつもりでした」
玉森さんが目を真ん丸にして鏡越しではない俺を見る
「でもそうじゃないなら、あなたが口出しする隙はないよ、彼は僕のものです」
ふふ、と笑って北山さんの方を見ればこちらを見ていて…
「玉森さん、ちょっと待っててくださいね、でちょっと見ててください」
俺は北山さんの方へと向かった
「そんなに見つめられたら緊張しちゃうからやめて」
そう耳元で囁いた
真っ赤になる北山さんを玉森さんへ見せつけるように
再び玉森さんのもとへ戻るとあからさまなため息をつかれる
「もーミツわかりやすすぎ！藤ヶ谷さんも人が悪いですよ、こんなことしなくてもミツがあなたに惚れ込んでるのはわかってますから！」
「一応ね、釘刺しておこうかと思って」
「ミツも随分重い人に捕まっちゃったな…」
「なんですか？」
「なんでもないです！くれぐれも泣かすようなことしないでくださいね！」
「ご心配なく…甘やかすことしか考えてませんから」
「こわ…」
「じゃ、流すのは別のスタッフになりますんで」
「はいはい、どうも〜」
「あ、あと明日の夜デート予定なんで早く帰してくださいね」
「……はぁ…」
テンポの良い会話は表情だけ見てる北山さんにはきっと仲良く話してるようにしか見えないだろうな
気にすればいい
もっともっと俺だけを気にしてくれればいいんだよ
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★飛飛★(プロフ) - 愛さん» 愛様☆返信遅くてすみません、コメントありがとうございます！やはりその奪い合いは好物ですよね笑)また覗いてくれたら嬉しいですー！！ (2020年11月16日 16時) (
レス) id: d47d1d248c (このIDを非表示/違反報告)
愛 - FK小説大好きです！藤→北←玉なのもいいですね！他の作品もし見ました！応援してます！ (2020年11月11日 22時) (レス) id: cf6739937d (このIDを非表示/違反報告)
★飛飛★(プロフ) - ももは様☆いらっしゃいませ、ありがとうございますー(><)まさにひと言でまとめるとそれです笑)そしてそうなんです、男前で健気な玉ちゃんに一番情が移ってました。こちらこそいつも素敵なお話に癒されておりますー！！ (2020年7月7日 11時) (レス) id: d47d1d248c (このIDを非表示/違反報告)
ももは(プロフ) - ★飛飛★さまーっ！！完結おめでとうございます！本当に大好きなお話でした(/ω＼)一途なFさんに突っ走って拗れるKさん…ああ、もう好きすぎます(；；)ラストもTさんの愛が深くキュンとしました！本当に素敵なお話をありがとうございます！ (2020年7月6日 20時) (レス) id: db5af09c34 (このIDを非表示/違反報告)
★飛飛★(プロフ) - らば様☆ありがとうございますー！何とか終わりました…泣)玉さんね、幸せにしたいんだが、彼には彼しかいないんですよね。ええ。運命ですから…！！そちらの愛おしい藤北ちゃんも楽しみにしまくってます！！ (2020年7月5日 20時) (レス) id: d47d1d248c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛飛
| 作成日時：2020年3月27日 21時
