100＋1通の手紙。S-shori

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＿＿私は...。


____100＋1通の手紙。



胸のあたりに違和感を覚えた私は部活をやすみ、
病院へ足を運んだ。


何もなければいいけど...


胸のあたりには微かにしこりがある。
ちょっと黄色がかってきたか？



平日にもかかわらず、院内はごった返している。
高校生までは小児科って...

さっきからなき声がずっと聞こえる。



『（人１）さーん。どうぞ、』


やっとよばれた...。




----それから、問診、エコーなどの検査を終え

再度診察室へ足を運ぶ。




貴「先生...どうでした？」


先生の顔は微妙に血の気が引いていた。

寝てないのかな...？


先生『Aさん、落ち着いてきいてね、』



貴「は、はい？」



先生『...乳がん...みたい。


もう末期で、手の施しようがないの、
あと、一年もつかもたないか、ってかんじ...』



貴「...え？」



血の気がどんどん引いていく。
足が沼へ沈んでいくような...


乳がん...？末期？もって、一年？



すべてが右の耳から左の耳へ通り抜けていく。


先生『残りの時間、抗がん剤治療をするか

それとも、しないで大切な人と過ごすか...
Aさん自身が決めなさい。
先生はそれに全力をつくすわ。』



貴「...抗がん剤治療をしたら、少しでも長く生きられますか？」


先生『それは、もちろんよ。

でも、でもきついわよ。
吐き気や脱毛、たくさんの副作用がでるわ。』



でも、それでも、



貴「私...抗がん剤治療、したいです。」


少しでも...好きな人といれるように...。

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