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照史side
「あ、もしもし?あっし?おれやけど!」
Aちゃんに、一方的に約束を取り付けて、俺はすぐにダイバー友達の芦屋さんに連絡した。
「うん!そう!明日なんやけどさ、女の子1人連れてきたいねん!」
『は?大丈夫なん?』
「大丈夫やって!
沖縄で出会ったこやねんけど、なんか元気なくてさ。
元気にさしたりたいねんなー。
というわけで、あっしイントラしてくれへん?」
『まあ桐ちゃんがそう言うんならええけどさ。
あんま目立つようなことせんでや?
あ、イントラはもちろん受けるで』
同い年のあっしは関西出身のインストラクターで、ダイビング始めた頃からの付き合い。
むしろあっし以外に頼めるやつおらんって。
Aちゃんの年齢も名字も知らんけど、笑ってる顔が見たいなんて俺も物好きやなぁ。
顔が可愛いわけでも、スタイルがええわけでもないってこの前言うたけど、
笑った顔が特別可愛いんや。
恋愛感情なんて、全くと言っていいほど抱いてはいないけど、
笑顔が見たい。
あわよくばその笑顔は俺が作りたいって。
なんちゅう感情なんやろな?
ホテルに戻って部屋でぼーっとしながら考えていると、
「連絡先…知らんねや…」
そう気づいた。よく約束取り付けたな。俺。
明日こそは連絡先を聞こう。
やないと、笑顔作ろうにも作れんやん?
なんて、自分に言い訳をしてみた。
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ちい(プロフ) - みなみさん» そう言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます! (2018年12月3日 18時) (レス) id: 1ec6f62748 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年12月3日 15時) (レス) id: 999b3498fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちい | 作成日時:2018年11月24日 21時