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照史side




ダイビングを終えて、船から降りて近くのビーチを歩いていると、階段に座ってイヤホンで音楽聴きながら泣いてる女の子がおった。




たいして顔が可愛いとか、スタイルがええとかではないけど、泣き顔に目を引かれて、俺は何故か声をかけとった。




話を聞いていると、東京で仕事をしていたが沖縄に配属されて上手くいっておらず、最近ストレスで倒れたらしい。




「そーか。倒れるまで頑張ったんやな…」




一番最初に出た言葉がこれやった。




仕事なんて、その人にしかわからん苦しみがあるやろうし、頑張っていることに違いはない。




それでも自分を否定する女の子に、どうしても伝えたかった。




君は十分頑張ってんで、って。




そう伝えると、女の子の顔はさっきより少しだけ明るくなった。



同志や、なんて言うてしまったけど、本当にその通りで。



応援してくれとる人がおるってだけで頑張れるし、この子にとっても俺の言葉がそうであってほしいと思ったから。



少しだけ微笑む顔があまりにも綺麗で、また会いたいと思った。



「今度、海の底のなーんも考えんとええ世界に連れてったるからな!」



なーんてちょっとだけクサいことも言ってみて、名前も告げてみて。



多分君の心に残りたかったんやろうな。



君がこれからも頑張れますように。

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ちい(プロフ) - みなみさん» そう言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます! (2018年12月3日 18時) (レス) id: 1ec6f62748 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年12月3日 15時) (レス) id: 999b3498fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちい | 作成日時:2018年11月24日 21時

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