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彰との電話を切ると、当たり前だけど深夜で。
メッセージを見ると、新しいメッセージ。
akito仕事お疲れさん!
akitoてかまって?こんな遅くまで仕事してるん?
akitoほんっまに身体壊さんといてや?
いつでも優しい照史さん。
照史さんの方が忙しいだろうし、おやすみもないだろうな。
そう思うと頑張れる気がした。
返信は明日起きたら返そう。
誰かと繋がっていることで、わたしも寂しさを埋めようとしていたのかもしれない。
別れてから彰のこと大好きだったって気づいても遅いのに。
Aおはようございます。昨日寝ちゃってました。
Aいつものことなんで大丈夫です!
A照史さんが頑張ってると思うと、わたしも頑張れます!!
Aというわけで、今日も仕事頑張ります!
朝起きて、一番に返信をする。
このままやりとりが続くといいな、なんて中学生みたいなことを思う。
照史さんに抱えるこの気持ちは、まだ気付きたくない。
それに気づかれたらいけない。
また芸能人に恋をしても、報われない。
報われたとしても、
きっと幸せにはなれないから。
だからそっと心のドアを閉じた。
トークを続けてるのは、
癒しを求めてだって、
言い訳させて?
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ちい(プロフ) - みなみさん» そう言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます! (2018年12月3日 18時) (レス) id: 1ec6f62748 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年12月3日 15時) (レス) id: 999b3498fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちい | 作成日時:2018年11月24日 21時