検索窓
今日:11 hit、昨日:6 hit、合計:34,868 hit

13 ページ13

「Aちゃん!楽しかったやろ!!

なんも考えんとええ世界!」




海から上がると開口一番わたしの感想を聞き出す照史さん。




「めちゃくちゃ楽しかったです!」



わたしも笑顔になる。



そう言いながら少し煩わしいウェットスーツを脱ぐと、照史さんからの視線を感じる。



「Aちゃんって着痩せするタイプなんやなぁ」



なんてニヤけ顔の照史さん。




「お前は何言うてんのや…ほら、出航するから!」




芦屋さんにツッコまれつつ、楽しそうな照史さん。




身体を見られて照れるなんて歳でもないけど、こんなイケメンに、しかも出会ったばっかりの男性に見られると流石に照れる。




「なあ、戻ったらまじでグルクン食べに行こうや!

Aちゃんお酒好き?」



「好きです。お酒よりもグルクンの方が好きですけど…」



そういうと照史さんは声を上げて笑う。



「よっしゃ、とっておきに連れてったる!」



そういうと照史さんはどこかへ電話をかける。



暇になったわたしはというと、ボートの心地よい揺れでうとうと。



夢を見た気がする。



大好きな人が、わたしを迎えに来る夢。



顔が見えないけど、



彼はわたしをお姫様抱っこして……




……ちゃん!Aちゃーん?




着いたで?と、綺麗な顔がドアップ。



「へ!あ、あれ?寝てました……」



びっくりしてそう返すと、照史さんは優しく笑う。



「ごめんな、あっしが船つけてくる言うてたから先降りてあっしの車まで運んだもーたわ。」




…ん…?てことは、わたし照史さんに抱えられて…



気づいた途端に熱くなるほっぺた。



「え…ありがとうございます……」

14→←12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
149人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちい(プロフ) - みなみさん» そう言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます! (2018年12月3日 18時) (レス) id: 1ec6f62748 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしています。 (2018年12月3日 15時) (レス) id: 999b3498fa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちい | 作成日時:2018年11月24日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。