Story62-曖昧な距離 ページ3
―放課後―
｢気をつけー、礼｣
｢さよならー｣
委員の号令の後、それぞれに散らばっていく皆
今日は何だか長い1日だった
私も皆に続いて教室を出ようとしたら
ぐいっ
あ｢!?｣
｢…おい｣
肩に掛けていた鞄をぐいっと引っ張られて体が後ろにがくんと反れる
何すんの…!?と文句を言おうとしたけど大体声の調子で見当はついてる
あ｢な、何よ……京介｣
京｢帰るぞ｣
あ｢は…?｣
振り向くと京介はいつもの調子でそう言ってて
人の気持ちも分かってないくせに…とちょっと睨みたくなった
京｢は、じゃねぇ…お前今一人で帰ろうとしてただろ｣
あ｢へ、別に…今日はこの後用事があって……｣
京｢嘘ついてるのまる分かり、兄さんの所行かねえのか｣
あ｢………｣
何でこう…何もかも分かってるような口振りでそう言うのかな
優一さんの所、って言うと私が断れないのも
嘘をついた時の癖とかも
全部、見透かされてるっていうのが悔しい
.
.
.
.
.
.
.
.
京｢………｣
あ｢………｣
病院までの道のりを互いに無言で歩く
いつもと違うのは私が京介の一歩後ろを歩いてるって事
私、何してるんだろ
別に避ける理由なんてないのに…堂々といつもみたいに隣を歩けばいいのに
まともに、京介と話す事が出来ないんだ
すると前を歩いていた京介が足を止めた
前を見ていなかった私は危うくぶつかりそうになったけど間一髪で私も足を止めた
京｢何で後ろに居るんだよ｣
あ｢え、いや…その……｣
私の方をちら、と見て言う京介に私は顔を背けた
『お前は、どうしたいんだ…?』
分かんない
分かんないよ
今自分がどうすればいいのかも
今自分が何を考えてるかも
分かんない
.
.
.
.
京｢昨日の俺の言葉…無しにするか｣
.
ラッキーアイテム
革ベルト
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桜田早苗(プロフ) - ふぶきさん» 京｢…何だよその態度((ﾑｯ｣蘭丸>だだだ黙らないでいいからねっ!; (2012年7月6日 17時) (携帯から) (
レス) id: 82fa908271 (このIDを非表示/違反報告)
桜田早苗(プロフ) - 京ちゃんっ子さん» あああありがとうございますっ(泣)そんな感激過ぎてなんと言えばいいのか(゜Д゜≡゜Д゜)←はい、是非お友だちになりましょうヽ(・∀・)ノ (2012年7月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 82fa908271 (このIDを非表示/違反報告)
桜田早苗(プロフ) - 剣城かおりさん» お久しぶりです(σ*´∀｀)そうですねww後でちゃんと言いつけておきましょう(笑) (2012年7月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 82fa908271 (このIDを非表示/違反報告)
ふぶき - 桜田早苗さん» べっつにぃ…
蘭丸:…← (2012年7月4日 20時) (携帯から) (レス) id: 89c7568d94 (このIDを非表示/違反報告)
京ちゃんっ子(プロフ) - 桜田早苗さん､いつも楽しみに見てます！ 大ファンです！ぜひお友達になって下さいませ！ これからも応援します！ がんばってください！ (2012年7月4日 20時) (携帯から) (レス) id: 84ba2bf5d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田早苗 | 作成日時：2012年5月25日 17時
