ねぇ、こっち向いて (ページ40)

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Eiji side

A授業後、空いてる?

AからLINEが来てた。

俺は今日３限で終わるけど、Aは４限まであるって言ってて、

でも別に暇だから編集しながら待つことにした。

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『ごめんね〜』

エ「別にいいよ」

また駅前のマックに入り、窓側の端っこの席を陣取った。

外を見ると、ちょうど帰宅ラッシュで人が多い。

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エ「どうした？」

『いや、あのね……』

ちょっと言いにくそうにしてるのを見て、

あぁ、好きな人の話だなって察する。

「上手くいってる？」って聞くと、なんでわかったの！？って少し照れてるけど、

そりゃわかるだろ。

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『昨日の夜…っていうか今日の朝までね、お互いレポートが終わらなくてずっとLINEしてたの』

エ「え、今日提出じゃん。大丈夫だったの？」

『うん。寝落ちちゃったけど、一応ギリギリ終わった』

そいえば昨日そらも遅くまでやって寝坊して、りっくんが心配して起こしてたなぁ

大学ってゆるいから、一定数そういうギリギリ精神の人がいるんだろうな。

今俺の目の前にいるこいつ含め。

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エ「もっと早くからやれよ」

『めんどくさいんだもん』

マックシェイクを飲みながら、Aが口を尖らせる。

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