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『エイジくん、待って！』
門の辺りでやっと追いついて、名前を呼ぶとエイジくんはあたしを振り返った。
エ「どうした？」
『ちょっと相談があって…今日このあと予定ある？』
エ「まぁ…空いてるといえば空いてるかな」
『あたしの奢りでいいから、そこのマック行かない？』
エ「夕飯代浮くってこと？え、全然聞く」
結局食べ物でつられるんかい。笑
と思いながら、ありがたくあたしはエイジくんと2人で大学横のマックに入った。
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エ「好きな人できたんでしょー？」
ストローでコーラを吸いながら、横目で見てくるエイジくん。
『うん、その話。
怜に、そういうのは男友達に相談した方がいいって言われたから…』
エ「あーなるほど？俺がいちばん頼れそうだった？」
『うん。…ていうかあたし、男友達そんないないし』
エ「みっくんこういうのはダメそうだもんね笑」
ポテトを何本も口に入れて、「見て、歯」とか言ってるエイジくんの背中を軽く叩く。
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エ「俺の知ってそうな人？」
『たぶん知らないと思う』
…嘘ついた。
でも、名前出さなくたって相談はできるからね。
エ「接点は？」
『前期、一つだけ授業がかぶってる』
エ「え、それだけ？」
『うん…』
エ「一目惚れ？」
『そこまではいかないけど…
初めて見た時からかっこいいなって思ってて、喋ってみたら性格も合ったから、なんか…』
エ「うわぁ好きだなって？」
『うん……』
エ「青春じゃん、何それ。俺にも分けて笑」
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作者名：naco | 作成日時：2018年12月21日 5時
