ねぇ、こっち向いて (ページ17)

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エ「さすがにね、心配だわ」

エイジくんはスマホから目を離して、珍しく真剣な顔してこっちを見てきた。

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ツ「あ、そうだ！！」

みっくんが、はっとしたように立ち上がった。

エ「何？」

ツ「Aちゃん、うちおいでよ」

『えっ？』

ツ「みんなで食べればきっと食欲出てくるはずだから」

エ「あー…まぁたしかに、孤食はよくないよな

でも今日そらいないから飯作る人いねぇよ？」

ツ「いいじゃん、テキトーに買ってけば。

ね、Aちゃんどう？」

『え…いいの？』

ツ「全然いいよ！今日はエイちゃんの奢り」

エ「は？」

ツ「Aちゃん前お金無いって言ってたじゃん、俺ら別に困ってないから」

よく覚えてるな…

確かに、私バイトも始めそびれたし奨学金ももらってないから、ずっと金欠ではある。

そのせいで食べないってのもあるし。

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エ「なんで俺なんだよ…」

ツ「嫌なの？」

エ「別に嫌ではないけど」

ツ「じゃあ決まりね！」

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そういうことになり、

申し訳程度に少しバドをやってからあたしたちは“アバハウス”に向かった。

…２度目だ。

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