もっと、ずっと ページ47
ツンツン
…
ペチペチ
…
ムニッ！
「イテっ！！」
「うはっ♡パパやっと起きたぁ」
無邪気な顔してオレを起こす
目の前のかわいいイタズラな姫。
あぁ…こんなこと、前にもあったな
「星奈ぁ〜！！」
「きゃ、パパやめてっ」
こちょこちょ攻撃だ(笑)
きゃっきゃっと、星奈の笑い声でいっぱいになる。
A「星奈、パパ起こしてくれた？」
星奈「きゃっきゃっ、あはははっ」
ガバッ
「おふっ、、ギブ、ギブ！！」
A「せーな、パパの顔の上に乗っちゃダメでしょ？」
星奈「…はぁい」
Aに怒られてシュンとする星奈。
「星奈おいで〜
パパにポッポは？」
ハッと上げた顔は満面の笑顔で
星奈「パパっ♡」
まだ幼くて加減がわからないのか
飛びついてぶちゅーっとしてくるポッポ。
うん、悪くない(笑)
けどコレ、いつまでしてくれるんだろうな…
A「何落ち込んでるの(笑)
ごはん食べよ？」
「うん…Aもおはよ」
少し目立つようになったお腹を撫でながらキス
「今日も愛してるよ」
A「ん…もぉ」
星奈「あっ、パパとママずるい！
せなも、もっかいするー！」
タタタタタッ
ぶちゅー
「むはっ」
サイコーだな
A「ふふふ^^
さぁ、2人ともごはん食べよ〜」
星奈「うんっ！！」
・
・
旅を終えてすぐ、映画がクランクインした。
オレもAも大好きな映画監督。
初めての日本映画は、俳優パクユチョンとして
日本での活動の礎を築くものとなった。
そんな中で
オレたちは家族になった。
身内だけのささやかな結婚式を挙げて
その1年後に星奈を授かった。
今や、あの時オレが出会った美雨にソックリだ。
やっぱりまた会えたね。
もっと
もっと
幸せになろう
ずっと
ずっと
一緒に歩んでいこう
大切な君たちと共に。
〜Fin〜
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作者名：chuna | 作成日時：2016年5月22日 10時
