雨夜の星 *Birthday present* (ページ35)

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決意ページ35

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医師「まだ安定期じゃないんだからね？
絶対に無理はしないこと！いい？」

「はい、気をつけます^^」

5月末、渡韓。

今回初めてユチョンのセンイルファンミに行く。

ユチョンに会うのも、これが最後。

ゲートを出ると、1人の男性が手を振って待っていた

「Aさんですか？」

「はい…えっと、、」

「ジェジュンのマネージャーです。
今日はユチョンに頼まれて迎えに来ました」

「えっ、わざわざ！！すみません＞＜」

「来ない方が怒られるんで気にしないで(笑)
あれ、体調悪いですか？顔色が…」

「わっ！大丈夫です！
少し人に酔ったのかな…あはは」

どうにかごまかせたかな…

最近少しずつツワリが出始めたから
ホントはちょっと辛くて、不安。

・

・

会場に着いてすぐ案内された関係者ボックス。
私の席の隣にはすでにユチョンオンマが座ってた。

「オンマ！お久しぶりです」

オンマ「A！会いたかったわ～
…A、少し痩せたんじゃない？
ちゃんと食べてるのかしら、私の娘は～」

オンマがぎゅーっと私を抱きしめる。

ボックス席周辺では私たちを見て声を上げる人が
チラホラいた。

「オンマ…これ以上はバレちゃいます(笑)」

「あっそうね^^」

ゆっくり体を離しニッコリ笑ってくれた。
オンマの笑顔は安心する。

だけどそれも最後だと思うと急に寂しくなった。

・

ファンミが始まって早々、入隊日が明らかに。

こんな形で知ることになって寂しい気もするけど
もう関係ないんだと思うことの方が辛い。

ファンの人たちと楽しく過ごすユチョン。
初めて目の当たりにする、芸能人の彼。

やっぱり、彼の隣は私じゃダメなんだって
思い知らされる。

・

楽屋に入る私を見つけて駆け寄ってきたユチョン。

明らかに動揺した彼の瞳は揺れていて
その瞳が私の心の内を探ってる。

だから不安をみせないように精一杯
「お疲れさま」って言った。

・

それからの1週間、

ユチョンの中の私が幸せな姿で残るように
たくさん笑って、たくさんありがとうを伝えた。

これで大丈夫かな…

最終日、
朝食をオンマと一緒に作りながら、作る。

オンマ『寂しくなるわね…早く一緒に住む日が来ること願ってるわね』

『はい^^』

ごめんなさいオンマ。
その気持ちに応えられなくて…

YF『ヌナ、送ってくよ』

『うん、ありがと^^』

ユチョンの部屋に手紙を残し
家をあとにした。